中村征夫さんの写真展「海への旅」が、2022年7月10日より鹿児島県の枕崎市文化資料センター南溟館で開催される。
中村さんは19歳のときに独学で水中写真を撮り始めてから、海の現実をありのままに伝えることを信条として、半世紀以上にわたり撮影を続けている。単に海中の生物の姿を写すだけでなく、海に囲まれて生きる人間が海と共生する営みをも捉えた作品は、時に強く、時に美しく人々の心に響く。
「海の生き物と人間の生き様に、まったく変わりはない」と語る中村さん。本展では、これまで海の中を旅して記録した作品から100点余りを展示する。海の中に広がる絶景と個性ある生き物たち、その輝きと美しさに出会える写真展だ。
会期中にはギャラリートークも開催する。
中村征夫写真展「海への旅」
会期 2022年7月10日 (日) 〜9月4日 (日)
会場 枕崎市文化資料センター南溟館
住所 鹿児島県枕崎市山手町175
時間 9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
休館日 会期中無休
入場料 一般 1000円、高大生 800円、中学生以下無料
問い合わせ 枕崎市文化資料センター南溟館 (TEL 0993-72-9998)
ギャラリートーク
開催日 2022年7月10日 (日)・7月31日 (日)・8月28日 (日)
時間 各日 ①11:00〜 ②14:00〜 (各回約30分)
中村征夫 (Ikuo Nakamura)
1945年、秋田県潟上市生まれ。19歳のとき神奈川県真鶴岬で独学で水中写真をはじめ、31歳でフリーランスとなる。1977年、東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海で逞しく生きる生き物に感動。以降ライフワークとして取り組む。報道の経験を生かし、さまざまなメディアを通して海の魅力や、海をめぐる人々の営みを伝えている。主な受賞歴に第13回木村伊兵衛写真賞、第12回東川賞特別賞、第28回講談社出版文化賞写真賞、第26回土門拳賞、日本写真協会年度賞など。
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