縄文時代から連なる文化を写真で伝える 小林紀晴写真展「縄文の庭」

小林紀晴さんの写真展「縄文の庭」が、2022年9月4日まで茅野市美術館で開催される。

小林紀晴写真展「縄文の庭」

 

小林さんは20代のころ、アジアを多く旅して写真作品を制作。その後、故郷である諏訪地域の御柱祭を出発点として日本各地の祭事、祭祀を撮影するようになった。

諏訪地域にある八ヶ岳山麓は、縄文文化が栄えた地だ。また、諏訪大社における御柱祭は1200年以上の歴史を持つ。小林さんは、撮影を通して遠い過去の人々の姿を感じ、「本来撮れるはずのない古層を、祭りを通して撮る」という姿勢で被写体と向き合っている。

本展では、御柱祭や八ヶ岳山麓に生きる人々の姿、自然・風景の作品群に加え、「縄文土器」や「道祖神」などをモチーフにした新作を展示。映像作品も上映する。

小林紀晴展「縄文の庭」

会期 2022年7月24日 (日) ~9月4日 (日)
会場 茅野市美術館
住所 長野県茅野市塚原1-1-1 茅野市民館内
時間 10:00~18:00
休館日 火曜
入場料 一般500円、高校生以下無料
問い合わせ 茅野市美術館 (TEL 0266-82-8222)

アーティストトーク「映像作品と音楽」

日時 2022年8月29日 (月) 18:30〜
会場 茅野市民館 マルチホール
出演 小林紀晴、いろのみ (柳平淳哉、磯部優)
参加費 無料
定員 先着160名

 

 

小林紀晴

小林紀晴 (Kisei Kobayashi)

1968年、長野県茅野市生まれ。高校卒業まで茅野市で過ごし、東京工芸大学短期大学部写真技術科に進学。卒業後、新聞社にカメラマンとして入社し、1991年に写真家として独立。写真制作のほかノンフィクション・小説執筆・映画制作など活動は多岐に渡る。2016年、茅野市縄文ふるさと大使に就任。現在は東京工芸大学写真学科の教授を務め、後進の指導にあたりながら作品制作を続けている。
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