夏の甲子園・神奈川大会の応援席が30年以上の時を経て蘇る 山下恒夫写真展「七月の応援席 1982-1989」

山下恒夫さんの写真展「七月の応援席 1982-1989」が、2022年7月28日から開催される。

山下恒夫写真展「七月の応援席 1982-1989」

 

夏の甲子園を目指す地方大会の一つ、神奈川大会は約180校が出場する激戦区だ。山下恒夫さんは40年前、大学3年生の夏から二眼レフカメラのオリンパスフレックスでスタンドの高校生の姿を撮影し始めた。

試合に出ている選手よりも負けては泣き、勝っても泣く応援席の高校生。本展では、その姿に魅力を感じて撮影したという、1982年から1989年までのモノクロ写真を展示する。甲子園のアルプススタンドとは異なる地方大会ならではの応援席が、30年以上の時を経て瑞々しく蘇る。

山下恒夫写真展「七月の応援席 1982-1989」

会期 2022年7月28日 (木) 〜8月8日 (月)
会場 OM SYSTEM GALLERY
住所 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F OM SYSTEM PLAZA内
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 火曜・水曜
入場料 無料
問い合わせ OM SYSTEM GALLERY (TEL 03-5909-0190)

 

 

山下恒夫 (Tsuneo Yamashita)

1961年、東京都出身。1984年、日本大学芸術学部写真学科卒業。主な写真集に『島の時間』(クレオ)、『もうひとつの島の時間』(冬青社)、『島想い』(私家版)。
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〈文〉鬼沢幸江