少年院の知られざる日常に寄り添ってシャッターを切った 永山直樹写真展「旅立ちました 〜旧沖縄少年院の日々」

永山直樹さんの写真展「旅立ちました 〜旧沖縄少年院の日々」が、2022年7月29日よりソニーイメージングギャラリーにおいて開催される。

永山直樹作品展「旅立ちました ~旧沖縄少年院の日々」

■展示作品ギャラリー

 

永山直樹さんは2018年に旧沖縄少年院が移転する前の1年半、施設の内部や少年たちの姿を写真に収めた。そこは永山さんの職場であり、少年院の移転に際して写真に残すことを院長が勧めたことや同僚たちの理解があったことで生まれた稀有な記録である。

少年院の中で少年たちはどのような生活をし、どのような教育を受けているのか。なぜ少年院に入るようになったのか。保安上の問題や個人情報への配慮による制約の中、永山さんは独自な“写真の話法”を編み出し、少年たちに寄り添いながらシャッターを切った。長い歴史を刻んだ施設と、そこにあった日常を伝える。

永山直樹作品展「旅立ちました ~旧沖縄少年院の日々」

会期 2022年7月29日 (金) ~8月11日 (木)
会場 ソニーイメージングギャラリー
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜18:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー (TEL 03-3571-7606)

 

 

永山直樹 (Naoki Nagayama)

1967年、沖縄県生まれ。FC琉球サポーターとして、ブログ「琉球の風」で使用する写真を撮るためにデジタルカメラを手にする。サポーター仲間に借りた単焦点レンズで、街灯下のハイビスカスを撮り、「俺、いけるかも」と思い、写真を始める。
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〈文〉鬼沢幸江