白川義員さんの追悼写真展「天地創造」が、2022年8月15日まで開催される。
■展示作品ギャラリー
雄大な自然や聖地を撮り続け、国際的に活躍してきた白川義員さんが2022年4月5日、ご逝去された。本展は、国内外で数々の賞を受賞し、「世界百名山」の撮影プロジェクトを手掛けるなど、日本の写真界を代表する存在として精力的に活動を続けてきた白川さんの功績に深く敬意を表し、追悼写真展として開催される。
展示作品は、シリーズ12作目となった「天地創造」より196点を厳選した。アメリカ西部の砂漠で入域が1日わずか20人に限定されているザ・ウェーブや、“奇跡の絶景”として話題を集めた南米ウユニ塩湖などを中心に構成。「地球再発見による人間性回復へ」をテーマに、地球が持つ美や荘厳さを追求し、世界各地の雄大な風景を撮影してきた白川さんによる渾身の作品を鑑賞することができる。
追悼 白川義員写真展「天地創造」
会期 2022年8月3日 (水) 〜15日 (月)
会場 阪神梅田本店 8階 催事場
住所 大阪府大阪市北区梅田1-13-13
時間 10:00〜20:00 (最終日は17:00まで、入場は閉場30分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 一般700円、大学生・高校生500円、中学生以下無料
問い合わせ 阪神梅田本店 (TEL 06-6345-1201)
白川義員 (Yoshikazu Shirakawa)
1935年、愛媛県生まれ。1957年に日本大学藝術学部写真学科卒業後、ニッポン放送へ入社。1959年、フジテレビに移籍。同社退社後にフリーランスの写真家として活動を開始。写真集『ヒマラヤ』が1972年第13回毎日芸術賞、第22回芸術選奨文部大臣賞を受賞。1979年~1980年に発表された『聖書の世界』三部作は、1981年全米写真家協会最高写真家賞を日本人として初受賞。1988年には第36回菊池寛賞を、1995年には第27回日本芸術大賞を受賞する。1997年以降は『世界百名山』プロジェクトをスタートさせる。1999年には、紫綬褒章を受章。2022年4月5日、永眠。
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〈文〉鬼沢幸江