息をのむほど美しい! 身近なきのこ・粘菌が魅せる“ミクロの世界” 石川幸江写真展「菌思」

石川幸江さんの写真展「菌思」が、2022年9月25日まで、知床自然センター ミニギャラリーで開催されている。

石川幸江写真展「菌思」

 

石川幸江さんは、小さなきのこや粘菌の存在を知って以来、それらを探して歩くようになったという。きのこも粘菌も珍しいものではなく、家の庭や近所の公園、散歩道など、私たちの身近に存在する。いつもの庭、いつもの公園、いつもの森が、特別な場所になるのだ。

本展では「菌思」と題して作品を展示する。「ようやく見つけたときは胸が熱くなり心躍る」という石川さんによる、息をのむほど美しいミクロの世界を伝える。

石川幸江写真展「菌思」

会期 2022年8月6日 (土) 〜9月25日 (日)
会場 知床自然センター ミニギャラリー
住所 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別531
時間 8:00〜17:30
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ 知床自然センター (TEL 0152-24-2114)

 

 

石川幸江 (Yukie Ishikawa)

1967年、広島県生まれ。その後長崎、鹿児島、岡山など転々とする。現在は香川県在住。2016年、苔のマクロ写真に魅せられ、マクロ撮影を始める。その後きのこ、粘菌へと繋がっていく。2019年、北海道を始めて訪れ、道東を一週間かけて巡る。その時に訪れた知床の大自然に魅了され、ここで暮らしてみたいという思いが生まれる。2020年、3か月間ウトロで働きながら休日はきのこなどを撮影して過ごす。2021年、きのこ写真展「風光る」(羅臼岳登山口 木下小屋) 開催。2022年、第43回SSP展「自然を楽しむ科学の眼2022−2023」出展。一般社団法人 日本自然科学写真協会 (SSP) 会員。

 

〈文〉鬼沢幸江