写真展 ジャン・コクトー No.2「オルフェの遺言」「悲恋」が、2022年8月8日よりArt Gallery M84において開催される。
本展はArt Gallery M84の第119回企画展として、フランスを代表する芸術家のジャン・コクトーが携わった2つの映画「オルフェの遺言」と「悲恋」に関する作品を展示する。
まず、映画「オルフェの遺言」は、ギリシャ神話にあるオルフェウス伝説をもとに、コクトーが独自の解釈で映像化したものだ。本展では、その撮影場面をフランスの写真家 ルシアン・クレイグが収めた写真作品を展示する。
一方の映画「悲恋」は、名匠ジャン・ドラノア監督、コクトー脚本による会心作。本展では、フランスの女性写真家 ロール・アルバン=ギーヨによって撮影された写真作品を展示する。
作品数は約30点。いずれも貴重なビンテージ作品である。
写真展 ジャン・コクトー No.2「オルフェの遺言」「悲恋」
会期 2022年8月8日 (月) 〜9月24日 (土)
会場 Art Gallery M84
住所 東京都中央区銀座4-11-3 ウインド銀座ビル5F
時間 10:30~18:30 (最終日は17:00まで)
休館日 日曜
入場料 500円
問い合わせ Art Gallery M84 (TEL 03-3248-8454)
ジャン・コクトー (Jean Cocteau)
1889年、フランス・パリ近郊の小さな町で生まれる。フランスを代表する芸術家。画家、映画監督、脚本家としての活動に加え、詩人、小説家、劇作家、評論家としても著名。1929年に執筆した小説『恐るべき子供たち』は後に映画化 (1950年) され、コクトー自身も脚本・ナレーションを務めた。そのほかの主な映画作品に『詩人の血』(1932年 監督・脚本)、『悲恋』(1943年 原作・脚本)、『美女と野獣』(1946年 監督・脚本)、『オルフェ』(1950年 監督・脚本・原作)、『オルフェの遺言』(1960年 監督・脚本・出演) など。1963年没。
〈文〉鬼沢幸江