桑島智輝さんの写真展「distance」が、2022年8月13日から開催される。
■展示作品ギャラリー
桑島智輝さんは、ポートレートを中心に雑誌・写真集・広告など幅広い分野で活動している写真家だ。2020年には自身の妻であり俳優の安達祐実さんを日々撮り続けているシリーズの最新作『我旅我行』(がりょがこう) を発表した。
本展の作品は、俳優・安達祐実を収めた『私生活』、そして結婚後の生活を撮った『我我』に続くもので、「旅」をテーマに過去に二人が訪れた旅先と、コロナ禍の日常を往来する構成となっている。衆目から逃れ、一人の女性として振る舞うことができる「旅」という非日常において、安達さんの剥き出しの人間性を引き出した。
物理的な距離や、写真家と俳優、そして夫婦という二人の関係性に捉われることのない、曖昧で魅力的な距離感が写し出された作品57点を展示する。
桑島智輝写真展「distance」
会期 2022年8月13日 (土) 〜9月14日 (水)
会場 BOOK AND SONS
住所 東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
時間 12:00〜19:00
休館日 水曜 (9月14日は営業)
入場料 無料
問い合わせ BOOK AND SONS (TEL 03-6451-0845)
桑島智輝 (Tomoki Qwajima)
1978年、岡山県岡山市生まれ。写真家。2002年に武蔵野美術大学卒業後、鎌田拳太郎に師事。2004年に独立後、雑誌やタレント写真集、広告で活躍している。2013年に、約2年半の安達祐実を収めた写真集『私生活』(集英社) を発表。2014年に結婚。2019年に、安達祐実との生活を収めた写真集『我我』を、2020年にコロナ以前の旅とコロナ渦での自宅生活を収めた『我旅我行』(ともに青幻舎) を発表。
→ WEBサイト
〈文〉鬼沢幸江