ニコラ・ダティッシュさんの写真展「芸を継ぐ者」が、2022年8月23日から開催される。
■展示作品ギャラリー
ニコラ・ ダティッシュさんは、日本を拠点に活動しているフランス人写真家だ。2013年の来日以来、日本文化の取材などを行っている。
本展では、福島県会津若松市にある置屋「花の家」の三代目芸妓である渡辺真衣さんの公私を、3年にわたってドキュメンタリーとして記録した作品を展示する。現在も芸者文化の中心として知られる京都の会場で、失われつつある地方都市の芸妓文化、「花の家」の歴史を守り継承しようとする姿を伝える。
ニコラ・ダティッシュ写真展「芸を継ぐ者」
会期 2022年8月23日 (火) 〜9月4日 (日)
会場 京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
住所 京都府京都市東山区堀池町374-2
時間 11:00〜18:00 (最終日は17:00まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ 京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク (TEL 080-5988-7720)
ニコラ・ダティッシュ (Nicolas Datiche)
1981年、フランス・トゥール生まれ。2010年、フランス国立東洋言語文化学院日本語学科および国際経済科卒業。東日本大震災により被害を受けた宮城県東松島の子どもたちを撮影した作品が、ニューヨークの国連本部やパリのユネスコ本部にて展示される。日本での長期的な企画に取り組みながら、2012年にSipa Pressによるグループプロジェクト「学校への旅路」に参加。2013年に日本へ拠点を移して以来、フランスやヨーロッパの大手出版社や新聞社の取材を手がける。2017年には台湾文化庁の後援のもと、二二八事件の遺産に関する長期プロジェクトを開始。2019年、台湾総統府主催の写真コンテストにてプロ部門賞を受賞。
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〈文〉鬼沢幸江