“男として家族を守る” シングルファザーの生きざまを追った 馬場さおり写真展「その男, 彭志維(ポン・ツー・ウェイ)」

馬場さおりさんの写真展「その男, 彭志維 (ポン・ツー・ウェイ)」が、2022年8月26日から開催される。

馬場さおり作品展「その男, 彭志維 (ポン・ツー・ウェイ)」

■展示作品ギャラリー

 

台湾の大学で教鞭をとる馬場さおりさんが、そこで出会った彭志維さんを写真に収めた。家父長制度が色濃く残る台湾で、シングルファザーの彼は実家に娘たちを預け、昼も夜もなく働き続ける。台湾中を移動し、肉体的・精神的にもギリギリの出稼ぎ生活。月に数回、娘たちに会うのを唯一の楽しみとして生きている。

「家族とは? お金とは? 人生とは? 幸せとは?」

答えのない問いではあるが、男として家族を守る彼の生きざまは一つの答えなのかもしれない、と馬場さんは語る。

馬場さおり作品展「その男, 彭志維 (ポン・ツー・ウェイ)」

会期 2022年8月26日 (金) ~9月8日 (木)
会場 ソニーイメージングギャラリー
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜18:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー (TEL 03-3571-7606)

 

 

馬場さおり (Saori Baba)

1978年、福岡市生まれ。福岡市在住。2015年、九州産業大学大学院 芸術研究科 博士前期課程修了。2018年、九州産業大学大学院 芸術研究科 博士後期課程修了、芸術博士号取得。2020年4月より九州産業大学 芸術学部 非常勤講師。2021年1月より台南應用科技大学 藝術学部 助理教授。
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〈文〉鬼沢幸江