意識の奥に語りかける“不確かな道程の記録” 目良敦写真展「はじまりと終りのあいだ」

目良敦さんの写真展「はじまりと終りのあいだ」が、2022年9月2日から開催される。

目良敦写真展「はじまりと終りのあいだ」

 

「はじまりと終りのあいだ」は、目良敦さんがここ数年の日常の光景を写し止めた作品だ。エプサイトギャラリー2021年度第2期公募展応募作品から選出されたもので、選者からは「クールで透明感のある作品」であり、特に構成力や完成度の高さが際立ったと評価された。

目良さんは自身の写真について、言葉にする難しさや不確かさを感じながら、「不確かな道程を記録せずにはいられないだけなのかも知れない」と語る。誰もが不確かな日常を生きる中、鑑賞者の意識の奥に静かに語りかける作品だ。

目良敦写真展「はじまりと終りのあいだ」

会期 2022年9月2日 (金) 〜14日 (水)
会場 エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
住所 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
時間 11:00〜18:00
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ エプソンスクエア丸の内 (TEL 03-6775-9481)

 

 

目良 敦 (Atsushi Mera)

1972年、兵庫県出身。1995年、武蔵野美術大学映像学科卒業。1997年、多摩美術大学大学院美術研究科修了。町田市在住。
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〈文〉鬼沢幸江