自分が戻るべき場所を日本各地の灯台に投影した 櫻井充写真展「BP」

櫻井充さんの写真展「BP」が、2022年9月9日から開催される。

櫻井充写真展「BP」

■展示作品ギャラリー

 

櫻井充さんは、鉄 (Fe) をテーマに16年間にわたって制作を続けている。前シリーズの「Fe」は東京タワーや川崎工業地帯の鉄塔を被写体とした作品で、IPA (International Photography Award) 2019を受賞。ニューヨークなど世界各国で展示された。

本展は、新作「BP」シリーズの初展示となる。BPとは、Base Point (基準点) を意味し、櫻井さんがコロナ禍において自身との対話の中で見えてきた “自分が戻るべき場所 (基準点)” を灯台に投影したシリーズだ。犬吠埼灯台や日立灯台、出雲日御碕灯台といった日本各地の灯台を捉えている。櫻井さんの新たな世界を味わうことができる写真展。

櫻井充写真展「BP」

会期 2022年9月9日 (金) 〜10月8日 (土)
会場 Sho+1
住所 東京都台東区上野1ー4ー8 上野横山ビル1F
時間 12:00〜18:00
休館日 日曜・月曜・祝日
入場料 無料

オープニングレセプション

2022年9月9日 (金) 18:00〜20:00

 

 

櫻井充

櫻井 充 (Mitsuru Sakurai)

東京生まれ。東京造形大学卒業後、株式会社アマナ入社。広告写真の世界で撮影、レタッチの技術を学ぶ。2011年フォトグラファーとして独立し、自社スタジオを構える。制作を長年続けてきた写真作品を海外の賞にて発表。数多くの受賞歴を持つ。
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〈文〉鬼沢幸江