鉱山跡に遺されたものが栄枯盛衰の日々を語りかける 猪原樹写真展「鉱の轍」

猪原樹写真展「鉱の轍」が、2022年9月13日から開催される。

猪原樹写真展「鉱の轍」

 

猪原樹さんは、自然・里山・鉄道・産業遺産など幅広いフィールドから「失われつつある日本の情景」を求めて撮影を続けている。「鉱の轍」と題した本展では、鉱山跡に遺されたものに焦点を当てた。

崩れたレンガ、錆びついたレール、廃墟と化した鉱山住宅……。少しずつ自然へ還りつつあるそれらは、この国の栄枯盛衰とともに歩んできた道のりを静かに語りかける。

猪原樹写真展「鉱の轍」

会期 2022年9月13日 (火) 〜18日 (日)
会場 京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
住所 京都府京都市東山区堀池町374-2
時間 11:00〜18:00 (最終日は17:00まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ 京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク (TEL 080-5988-7720)

 

 

猪原 樹 (Tatsuki Ihara)

1993年、滋賀県生まれ。京都府在住。日本大学藝術学部写真学科卒業。現在は印刷会社の制作部署でフォトグラファーとして勤務。自然・里山・鉄道・産業遺産など幅広いフィールドから、「失われつつある日本の情景」を求めて撮影を続けている。
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〈文〉鬼沢幸江