山田耕熙さんの写真展「The Land of Tigers」が、2022年10月14日より開催される。
■展示作品ギャラリー
同じ世界に生きる尊い命
山田耕熙さんは2017年、インド・ランタンボール国立公園で初めて野生の虎に出会った。その圧倒的な存在感と迫力に衝撃を受け、最初はシャッターを押す指先が震えたという。以来、虎たちが放つ魅力に引き込まれ、彼らを遠く離れた別世界の生き物としてではなく、同じ世界に生きる尊い命として見つめ、撮影してきた。
本展では、その中から虎の親子の営みにフォーカスして作品を展示する。「親子や兄弟の愛情、関係性など、私たち人間と虎は生き物として見たときに共通する点がある。また彼らの姿からは学ぶべきことも多いと思っている」と山田さん。
命を輝かせる虎たちの今を描くと同時に、その一生をも感じさせる写真展。自分自身や大切な人の姿を重ね、思いを馳せてほしいと、山田さんは語る
山田耕熙写真展「The Land of Tigers」
会期 2022年10月14日 (金) ~20日 (木)
会場 富士フイルムフォトサロン東京 スペース2
住所 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウェスト1F フジフイルム スクエア内
時間 10:00〜19:00 (最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ フジフイルム スクエア (TEL 03-6271-3350)
巡回展
2022年12月9日 (金) ~15日 (木) 富士フイルムフォトサロン大阪
2023年3月17日 (金) ~22日 (水) 富士フイルムフォトサロン札幌
山田耕熙 (Koki Yamada)
南極、北極、アラスカ、アフリカ、ガラパゴス諸島等でさまざまな生き物たちを撮影。“ヒトと野生動物たちが一緒に未来へ行く” をテーマに、インド・ランタンボール国立公園で野生の虎の姿を追い続けている。2020年、第8回日経ナショナルジオグラフィック写真賞ネイチャー部門最優秀賞受賞。「Atelier Rantham」主宰。
→ WEBサイト
〈文〉鬼沢幸江