車椅子の写真家とモデルが共に歩んだ3年の軌跡を魅せる ビーバー×柊里杏写真展「つなぐ」

ビーバー×柊里杏写真展「つなぐ」が、2022年12月1日から開催される。

ビーバー×柊里杏写真展「つなぐ」

 

ポートレートの祭典「TOKYO MODELS / TOKYO PORTRAIT AWARD」で、2021年に続いて今回「TOKYO MODELS 2022」の最優秀グランプリに輝いたビーバーさん。参加者が選ぶベストカメラマン賞と同時受賞を果たした。本展は、最優秀グランプリの副賞として獲得した個展開催権により企画されたものだ。

受賞作のモデルは前作同様、柊里杏さんが務めている。ビーバーさんは15年前の事故により車椅子で撮影を行っているため、撮れない場所やアングルがあるが、「ポートレート撮影は被写体と一緒に作品を作るので、自分一人ではできない撮影ができる」と語る。

柊さんのもつ豊かな表現力を引き出した本作は、二人が共に歩んできた3年の軌跡でもある。

ビーバー×柊里杏写真展「つなぐ」

ビーバー × 柊 里杏 写真展「つなぐ」

会期 2022年12月1日 (木) 〜4日 (日)
会場 ユカイハンズ・ギャラリー
住所 東京都文京区関口1-30-9
時間 14:00〜20:00 (土日は13:00〜19:00)
休館日 会期中無休
入場料 無料

 

 

ビーバー

ビーバー (Beebar)

千葉県生まれ。美術系大学を出てテレビ番組のディレクターとして活躍。事故により車いす生活を余儀なくされ、映像業界を断念。現在は週1程度で撮影を続けるなど、写真に精力的に取り組んでいる。
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柊里杏

柊 里杏 (Ria Hiiragi)

「彼女の魅力はその表現力。しぐさや表情が自然で、内面から出るような自分の世界があるので、写真の印象を豊かにしてくれるんです」(ビーバー)
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〈文〉鬼沢幸江