紫外光によってアルミ版に写し出した 濱田祐史写真展「Incidence and Reflection」

濱田祐史さんの写真展「Incidence and Reflection」が、2023年1月28日まで開催される。

濱田祐史作品展「Incidence and Reflection」
© Yuji Hamada / Courtesy of PGI

 

本作は、現代の版画で使用されているPS版 (Pre-Sensitized Plate) というアルミ版をフィルムの代わりに用いて制作された。紫外光によって写し出すため、中判から大判のカメラを使い、晴れた日でも90分以上の露光が必要となる。

本展では、このアルミ版に露光された作品約60点を展示。カメラで撮影した反射光 (Reflection) 作品と、フォトグラムの手法をヒントに、看板やポスターなどに直接PS版を当てて撮影した入射光 (Incidence) 作品を紹介する。

濱田祐史作品展「Incidence and Reflection」

会期 2022年12月1日 (木) 〜2023年1月28日 (土)
会場 PGI
住所 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F
時間 11:00〜18:00
休館日 日曜・祝日・12月24日〜1月4日
入場料 無料
問い合わせ PGI (TEL 03-5114-7935)

 

 

濱田祐史 (Yuji Hamada)

1979年、大阪府生まれ。2003年、日本大学芸術学部写真学科卒業。東京を拠点に活動し、国内外で作品を発表。2015年から取り組んでいる色をテーマにした作品では、ユニークな手法を用いて写真という平面のメディアにおける色や形、画像の考察を行なってきた。デビュー以来、資格によって左右される認識のポテンシャルに興味を持ち、工業製品としての写真の多様な表現機能に根ざしたパフォーマティブな制作を続けている。主な写真集に『C/M/Y』(2015年 Fw:books)、『BRANCH』(2015年 lemon books)、『Primal Mountain』(2019年 torch press) など。
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