写真家・風間健介の主要作品を網羅する大規模展「風間健介遺作展」

風間健介さんの遺作展が、2023年2月20日より開催される。

風間健介遺作展

2017年に逝去した風間さんは、かつて栄えた夕張の雪景色の街並みを6×7の中判カメラで精緻に捉え、昭和の原風景ともいうべき姿を残している。これらの作品で2002年第18回東川賞特別賞や2006年日本写真協会新人賞などを受賞した。

2006年より本州に活動の拠点を移し、フォトグラムの手法による作品などを制作。2014年に千葉県館山へ移住してからは、館山の風景を中心に撮影した。

本展では、東京写真月間2022の企画で開催された写真展を発展させ、風間さんが生前に制作したオリジナルプリントである「幸村コレクション」と「東川賞受賞作品コレクション」を再構成して展示。生涯の主要作品を網羅する、これまでにない規模の作品展となる。

最終日の3月5日には、写真評論家の飯沢耕太郎さんによるトークショーも開催する。

風間健介遺作展

会期 2023年2月20日 (月) ~3月5日 (日)
会場 東川町文化ギャラリー
住所 北海道上川郡東川町東町1-19-8
時間 10:00〜17:00
休館日 会期中無休
入場料 100円 (中学生以下無料)
問い合わせ 東川町文化ギャラリー (TEL 0166-82-2111)

飯沢耕太郎トークショー「写真家・風間健介とその世界」

日時 2023年3月5日 (日) 14:00~15:30
会場 東川町文化ギャラリー

 

 

風間健介 (Kensuke Kazama)

1960年9月、三重県津市に生まれる。1989年、北海道夕張市に移住し夕張など炭鉱遺産を撮影。2008年、埼玉県狭山市に移住。2009年以降、暗室技法を生かして平面作品を制作。2014年、千葉県館山市に移住。館山の風景に触発され、海岸の岩、海岸風景、風を受ける木、ソテツなどを撮影。2002年第18回東川賞特別賞、2006年日本写真協会新人賞受賞。2017年6月、逝去。