八幡平・安比高原の森を40年にわたり見つめ続けた 望月久写真展「FOREST」

望月久さんの写真展「FOREST」が、2023年2月22日より開催される。

望月久写真展「FOREST」

 

岩手県八幡平・安比高原の森を記録した写真展。モノクロ作品30点を展示する。

1本のブナの巨木との出会いから始まり、望月さんは40年この森を見つめてきた。そのブナの木は数年前に朽ち果ててしまったが、その巨木こそが写真を撮る意味を教えてくれたと望月さんは振り返る。同じように歳を重ねてきた自分を見つめ、「命あるものの儚さを表現できれば」との思いで撮影をするようになったという。

八幡平と安比高原の森を撮ることは、自分自身の生き様を撮っているように感じると望月さんは言う。本展は、森を撮り続けた写真家の人生の記録でもある。

望月久写真展「FOREST」

会期 2023年2月22日 (水) ~3月2日 (木)
会場 CO-CO PHOTO SALON (ココフォトサロン)
住所 東京都中央区銀座3-11-14 ルート銀座ビル4F
時間 11:00〜18:30 (最終日は17:00まで)
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ CO-CO PHOTO SALON (TEL 03-3542-7110)

 

 

望月 久 (Hisashi Mochizuki)

1946年、東京生まれ。写真家・白川義員氏の助手を経てフリーに。多くの雑誌を中心に活躍。特に、“野菜はどこから来たか?”をテーマにした週刊文春の連載「野菜のルーツ」では、野菜の野生種を求めて6年間で60か国を取材。環境省富山県中部山岳国立公園黒部川欅平ビジターセンター、岩手県八幡平国立公園網張ビジターセンターの大型ディスプレイ用写真撮影のため、延べ2年間にわたり両地域に拠点を構え撮影。2004年、北京故宮での紫禁城国際写真展に中国および外国人著名写真家と共に招待参加。2008年、北京市対外交流部の招待により世界の10人の写真家の一人として北京オリンピック写真集『オリンピックの街・北京』の撮影に参加。同年、北京と東京での日中写真交流展を主宰。キヤノン中国の依頼で中国全土の自然風景を撮影。中国の写真雑誌の連載やカレンダー、オリジナルプリントによる作品集を制作。
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