異質でありながら圧倒的な存在感を放つ 佐藤信太郎写真展「Boundaries」

佐藤信太郎さんの写真展「Boundaries」が、2023年3月23日より開催される。

佐藤信太郎写真展「Boundaries」

 

変貌する都市を捉えた作品を発表し続けている佐藤さん。本作は、かつて海と陸の境界だった崖が舞台。草木が生い茂り、鬱蒼とした境界独特の雰囲気が漂う崖を、細部へのこだわりと緻密な描写で丁寧に記録した。

さらに、撮影した草木や花を画像処理で幾層にも重ね合わせ、異なる場所や季節が混ざり合った複雑な空間を平面上に生み出した。異質でありながら圧倒的な存在感を放つ作品約20点を展示する。

佐藤信太郎写真展「Boundaries」

会期 2023年3月23日 (木) 〜5月13日 (土)
会場 PGI
住所 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F
時間 11:00〜18:00
休館日 日曜・祝日・5月6日 (土)
入場料 無料
問い合わせ PGI (TEL 03-5114-7935)

ギャラリートーク

日時 2023年4月15日 (土) 15:00〜17:00
出演 佐藤信太郎、藤村里美 (東京都写真美術館学芸員)
定員 15名
参加費 1,000円
申し込み EメールまたはFAXにて
https://www.pgi.ac/exhibitions/8566

 

 

佐藤信太郎 (Shintaro Sato)

1969年、東京生まれ。1992年、東京綜合写真専門学校卒業。1995年に早稲田大学第一文学部を卒業し共同通信社に入社。2002年よりフリーの写真家として活動する。「土地の持つ性格や歴史、人の営みと、そこから現れる特有の雰囲気 (ゲニウス・ロキ、地霊)」をテーマに、生き物のように変貌する都市を捉えた独特の作品を発表している。2009年に日本写真協会賞新人賞、2012年に林忠彦賞を受賞。写真集に『夜光』『東京|天空樹 Risen in the East』『非常階段東京 TOKYO TWILIGHT ZONE』(いずれも青幻舎)、『Geography』(ふげん社) などがある。
→ WEBサイト
→ Twitter