昆虫写真の醍醐味はマクロ撮影にあり! 海野和男写真展「マクロレンズで撮る昆虫世界」

海野和男さんの写真展「マクロレンズで撮る昆虫世界」が、2023年4月13日より開催される。

海野和男写真展「マクロレンズで撮る昆虫世界」

■展示作品ギャラリー (タップ/クリックで拡大します)

 

昆虫写真家の第一人者である海野さん。10年ほど前まで、昆虫のアップは全てマクロレンズで撮影していたそうだが、昨今はズームレンズの性能が上がり、超望遠ズームでの撮影が多くなっていた。本展では原点回帰し、マクロレンズだけで撮影した新作を展示する。

離れた場所からたくさんシャッターを押せるズームレンズに対して、マクロレンズでの撮影は自分から動いて昆虫に近づかなければならない。虫たちと気持ちを通じ合わせることで、緊張感も生まれる。そこに昆虫写真の醍醐味があると海野さんは言う。

90mmマクロを中心に、60mmマクロでの作品も取り混ぜて約50点を展示。すべて2022年に撮影したものだ。会期中には、海野さんによる作品解説も実施する。

海野和男写真展「マクロレンズで撮る昆虫世界」

会期 2023年4月13日 (木) ~24日 (月)
会場 OM SYSTEM GALLERY
住所 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F OM SYSTEM PLAZA内
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 火曜・水曜
入場料 無料
問い合わせ OM SYSTEM GALLERY (TEL 03-5909-0190)

作品解説

4月15日 (土)・22日 (土) 両日とも14:00~15:00、写真展会場にて。予約不要、参加無料。

 

 

海野和男

海野和男 (Kazuo Unno)

1947年、東京生まれ、小学生時代より昆虫と写真に興味を持ち、東京農工大学で昆虫行動学を学んだあと、フリーの昆虫写真家として活躍。熱帯で擬態、世界のチョウの撮影をメインとしていたが、2022年からは小諸のバタフライガーデンに籠もり、庭の自然を撮影している。写真集『昆虫の擬態』で1994年日本写真協会賞を受賞。子ども向けの書籍を中心に150冊以上の著作がある。2021年日本動物行動学会日高賞を受賞。日本自然科学写真協会 (SSP) 会長。
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