ダンサーたちの熱気あふれる“究極の瞬間”を追った 宇井眞紀子写真展「ダンサー」

宇井眞紀子さんの写真展「ダンサー」が、2023年5月9日より開催される。

宇井眞紀子作品展「ダンサー」
1984.05.21 ジャズダンスシティ

 

アイヌ民族に向き合ったドキュメンタリー作品が高く評価されている宇井さん。本展は、写真家としての原点であるダンサーたちを追ったモノクロ作品だ。

ダンスの動きの中にある “究極の瞬間” を捉えようと写真学生時代からダンススタジオへ日参し、「伴走者のように記録していきたい」という信念のもと、卒業後もノートリミングにこだわって撮り続けた。そのドキュメンタリーは宇井さんの初仕事につながり、1987年の個展で一部が発表された。

今回は撮りためた200本以上のフィルムを見直し、新たに構成。ダンサーたちの熱気や音楽、床鳴りの音までも伝わる作品59点を展示する。

宇井眞紀子作品展「ダンサー」

会期 2023年5月9日 (火) 〜6月4日 (日)
会場 JCIIフォトサロン
住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル1F
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は開館)
入場料 無料
問い合わせ JCIIフォトサロン (TEL 03-3261-0300)

 

 

宇井眞紀子 (Makiko Ui)

1960年、千葉県生まれ。1983年に武蔵野美術大学卒業後、日本写真芸術専門学校に入学。写真家・樋口健二氏に師事し、1985年の卒業後はフリーランスとして雑誌を中心に活動を始める。1992年、アイヌ民族の取材を始める。1999年、東京の廃線跡の取材を始める。2009年より全国に暮らすアイヌ民族100組を撮影する写真集出版プロジェクトを始める。2014年、多磨全生園の入所者を撮影。主な受賞歴に、第4回さがみはら写真新人奨励賞 (2004年)、第28回東川賞特別作家賞 (2012年)、第1回笹本恒子写真賞 (2017年) など。日本写真芸術専門学校講師、武蔵野美術大学非常勤講師。公益社団法人 日本写真家協会会員。
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