思春期世代を絶妙な距離感で撮影した 松本真理写真展「フォーエバー・ヤング」

松本真理さんの写真展「フォーエバー・ヤング」が、2023年6月23日より開催される。

松本真理写真展「フォーエバー・ヤング」

 

松本さんは思春期と呼ばれる世代に魅力を感じ、10年ほど前から10代前半の子を被写体としてポートレート作品を撮り始めた。現在は成人している子もいるが、写真の中ではいつまでも少年少女のまま、思春期ならではの初々しい透明感を放ち続ける。

本作は、エプサイトギャラリー2023年度公募展応募作品の中から、最も優れた作品として「第4回 epSITE Gallery Award」に選出された。選考委員を務めた写真家の鈴木理策さんは「被写体となっている人物の、少し面倒くさそうだったり、作者に対する僅かな不信感があったりする様子が、写真に表れているのが何とも絶妙」、インディペンデント・キュレーターの本尾久子さんは「SNS等にあふれだしていく写真と対照的といっていいような、コミュニケーションの重さがある」と評している。

松本真理写真展「フォーエバー・ヤング」

会期 2023年6月23日 (金) ~7月5日 (水)
会場 エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
住所 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
時間 11:00〜18:00
休館日 日曜
入場料 無料

 

 

松本真理 (Mari Matsumoto)

神奈川県生まれ。2003年、B-semi Learning of System 終了。写真集に『わたしのくに』(2014年 蒼穹舎)、『みんな、フィデルの子』(2017年 私家版)、『まつる』(2017年 私家版)。
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