ライカのカメラで日常を描き出す 落合陽一写真展「晴れときどきライカ」

メディアアーティスト・落合陽一さんの写真展「晴れときどきライカ」が、ライカギャラリー東京とライカギャラリー京都で同時開催されます。

落合陽一写真展「晴れときどきライカ」

東京では「晴れときどきライカ ── 逆逆たかり行動とダダイズム」と題して、「逆の逆たかり行動」に着目。これは猫のように、食べ物を手に入れようと何らかの活動を行なう “逆たかり行動” を持たない生き物を通じて、「質量に固定した日常」から自由なデジタルデータが、物化のプロセスを繰り返す姿を描く試みだといいます。ライカのカメラで撮影し、作品として仕上げるというプロセスの中で、物質と非物質、生命と非生命の間を自由に行き来し、それぞれの世界で得た感覚を融合させ、新たな表現領域を切り開きます。

 

落合陽一写真展「晴れときどきライカ」

京都では「晴れときどきライカ ── 質量への憧憬、ラーメンは風のように」と題して、質量への憧れを追求しました。「晴れた日にはライカを手に取り,ラーメンの物質性を探求する一方,雨の日にはデジタルの世界を探索し,風のように一見形を持たないものに祈りを捧げる.それは真言のように,その存在が確かでありながらも形を持たない質量への追求である.」と落合さん。

東京と京都で、ライカを用いて自身の日常を描き出す独自の世界観を展開します。各会場では、最新作の書籍『晴れときどきライカ』も販売。

落合陽一写真展「晴れときどきライカ」

東京「晴れときどきライカ ── 逆逆たかり行動とダダイズム」

会期 2023年9月1日 (金) 〜10月29日 (日)
会場 ライカギャラリー東京
住所 東京都中央区銀座6-4-1 ライカ銀座店2F
時間 11:00〜19:00
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ ライカギャラリー東京 (TEL 03-6215-7070)

京都「晴れときどきライカ ── 質量への憧憬、ラーメンは風のように」

会期 2023年9月2日 (土) 〜10月29日 (日)
会場 ライカギャラリー京都
住所 京都市東山区祇園町南側570-120 ライカ京都店2F
時間 11:00〜19:00
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ ライカギャラリー京都 (TEL 075-532-0320)

 

 

落合陽一 (Yoichi Ochiai)

1987年生まれ。メディアアーティスト。2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。2019年に写真集『質量への憧憬』を発表。近年の展示として「情念との反芻」(ライカプロフェッショナルストア東京 2019年)、「燐光する霊性」(六本木ヒルズヒルサイド2F 2019年)、「未知への追憶」(渋谷マルイMODI 2020年)、「おさなごころを、きみに」(東京都現代美術館 2020年)、「遍在する身体,交錯する時空間」(日下部民藝館 2022年)、「裸性と身体性」(北村写真機店 2022年) など多数。また「落合陽一×日本フィルプロジェクト」の演出など、さまざまな分野とのコラボレーションも手かげる。筑波大学准教授、京都市立芸術大学客員教授。2025年日本国際博覧会 (大阪・関西万博) テーマ事業プロデューサー。
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