佐藤信太郎さんの写真展「Boundaries」が、2023年10月5日より開催されます。
■展示作品ギャラリー (タップ/クリックで拡大します)
「Boundaries」は、かつて東京湾に面し、海と陸の境界だった数km続く崖が舞台です。佐藤さんは、鬱蒼と草木が生い茂るその崖を数年にわたり撮影。撮りためた草木や花の写真を幾層にも重ね合わせ、異なる時間と場所が混ざり合った作品を生み出しました。
本展は、2023年3月にPGIで開催されたシリーズ初の個展に続くもの。前回と異なる構成で、未発表の最新作を含む約16点を展示します。複数の写真を重ね合わせる画像処理の過程で偶発的に生じたグリッチ (バグ) が、「Boundaries」に新たな展開をもたらしました。本展では、その一端を見ることができます。
会場では、佐藤さんの2024年大判カレンダー「発光する都市」も販売します。また、会期中の10月15日には佐藤さんのギャラリートークも開催。写真評論家の上野修さんを迎えて語り合います。
佐藤信太郎 個展「Boundaries」
会期 2023年10月5日 (木) 〜29日 (日)
会場 コミュニケーションギャラリーふげん社
住所 東京都目黒区下目黒5-3-12
時間 12:00〜19:00 (土日は18:00まで)
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ コミュニケーションギャラリーふげん社 (TEL 03-6264-3665)
ギャラリートーク
日時 2023年10月15日 (日) 14:00〜15:30
会場 コミュニケーションギャラリーふげん社
出演 佐藤信太郎、上野 修 (写真評論家)
参加費 1,000円 (税込)
備考 オンライン配信あり (参加費は会場観覧と同額)
※アーカイブ視聴可能期間は2023年11月12日 (日) まで
申し込み WEBサイトより
https://fugensha.jp/events/231015talk/
佐藤信太郎 (Shintaro Sato)
1969年、東京に生まれる。1992年、東京綜合写真専門学校卒業。1995年に早稲田大学第一文学部を卒業し共同通信社に入社。2002年よりフリーの写真家として活動する。「土地の持つ性格や歴史、人の営みと、そこから現れる特有の雰囲気 (ゲニウス・ロキ、地霊)」をテーマに、生き物のように変貌する都市を捉えた独特の作品を発表している。2012年に林忠彦賞、2009年に日本写真協会賞新人賞を受賞。写真集に『Geography』(ふげん社)、『非常階段東京 THE ORIGIN OF TOKYO』『夜光』『東京|天空樹 Risen in the East』『非常階段東京 TOKYO TWILIGHT ZONE』(いずれも青幻舎) などがある。
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