同時代に活躍した鋤田正義とスティーブ・シャピロの写真展「SUKITA × SCHAPIRO PHOTOGRAPHS」

日本と米国人写真家による二人展「SUKITA×SCHAPIRO PHOTOGRAPHS」がブリッツ・ギャラリーで開催される。

SUKITA × SCHAPIRO PHOTOGRAPHS
“David Bowie, DB-1977-2, Tokyo, 1977” (from ‘Heroes’ session)

 

鋤田正義氏はデヴィッド・ボウイのポートレートをはじめ、多くのミュージシャンを被写体に印象的な写真を数多く撮影している。対するスティーブ・シャピロもほぼ同時代に活動し、似通ったキャリアを持つ。話題の映画で誰もが目にしたことのあるスチール写真を手掛けたほか、1970年代にはボウイと数々のコラボレーションを行なった。

本展は鋤田氏の発案で行なわれ、シャピロ作品は日本初展示となる。

SUKITA × SCHAPIRO PHOTOGRAPHS

会期
Part 1 : 2023年10月18日 (水) ~12月24日 (日)
Part 2 : 2024年1月13日 (土) ~3月24日 (日)

会場 Blitz Gallery (ブリッツ・ギャラリー)
住所 東京都目黒区下目黒6-20-29
時間 13:00〜18:00
休館日 月曜・火曜
入場料 無料
問い合わせ ブリッツ・ギャラリー (TEL 03-3714-0552 )

 

 

鋤田正義 (Masayoshi Sukita)

1938年、福岡県直方市生まれ。日本写真映像専門学校卒業後、棚橋紫水氏に師事。大広、デルタモンドを経て、1970年からフリーとして活躍。1972年の夏にT・レックスのマーク・ボランやデヴィッド・ボウイを撮影。以降、特にボウイと深い信頼関係を築き、彼を約40年以上にわたり撮り続けた。代表作にアルバム「ヒーローズ」(1977年) のカバー作品がある。そのほか、ドキュメンタリー、ファッション、広告、映画、音楽まで幅広い分野で撮影を行なっている。
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スティーブ・シャピロ (Steve Schapiro)

1934年、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。2022年没。アンリ・カルティエ=ブレッソンに憧れて写真家を志し、ウィリアム・ユージン・スミスから写真技術や取り組み姿勢を学んだ。1961年にフリーランスの写真家として活動を開始。1960年代のアメリカの政治、文化、社会の大変動のドキュメントに取り組む。有名人のポートレートや映画関連の写真でも知られおり、特にフランシス・フォード・コッポラ監督「The Godfather」(1972年) や、マーティン・スコセッシ監督「Taxi Driver」(1976年) のスチール写真が有名。
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〈文〉市井康延