不肖・宮嶋が写した “帰れない島” 宮嶋茂樹写真展「東京都硫黄島・北海道国後島」

宮嶋茂樹さんの写真展「東京都硫黄島・北海道国後島」が、2023年10月31日より開催されます。

宮嶋茂樹作品展「東京都硫黄島・北海道国後島」
上空から見た硫黄島

 

東京都小笠原諸島の南端近くに位置する硫黄島と、北海道知床半島の東に位置する国後島は、第二次世界大戦後、そこを故郷とする日本人であっても帰ることが困難となった土地です。

「不肖・宮嶋」として知られるフォトジャーナリストの宮嶋さんは、1994年と1995年に硫黄島へ、1998年と2002年には国後島へ渡り、取材を敢行。フォトジャーナリストとして伝えるべきは何かを自らに問いながら、シャッターを切りました。

本展は、当時のネガフィルム全てを見直し、未発表作多数で構成されています。戦争によって変化を余儀なくされた2つの島。戦争とは何か、戦後とは何かを語りかけてくるモノクロ66点の作品が、約30年の時を経てよみがえります。

宮嶋茂樹作品展「東京都硫黄島・北海道国後島」

会期 2023年10月31日 (火) ~11月26日 (日)
会場 JCIIフォトサロン
住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル1F
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は開館)
入場料 無料
問い合わせ JCIIフォトサロン (TEL 03-3261-0300)

 

 

宮嶋茂樹 (Shigeki Miyajima)

1961年、兵庫県生まれ。1984年、日本大学藝術学部写真学科を卒業。同年、講談社の写真週刊誌『フライデー』専属カメラマンとなる。1987年、フリーランスとして独立。東京拘置所収監中の麻原彰晃を撮影するなどのスクープにより、第3回 (1997年) 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞を受賞。日本国内はもとよりイラク、北朝鮮、アフガニスタン、コソボ、ウクライナなど世界各地で精力的に取材を敢行し、雑誌媒体で活躍中。第4回 (2009年) 日藝賞受賞。2015年より日本大学客員教授。
→ WEBサイト