第6回 笹本恒子写真賞を受賞した高橋宣之さんの受賞記念展「神々の水系」が、2023年12月21日より開催されます。
■展示作品ギャラリー (タップ/クリックで拡大します)
日本写真家協会が主催する笹本恒子写真賞は、日本初の女性報道写真家・笹本恒子の多年にわたる業績を記念し、実績ある写真家の活動を支援することを目的として、2016年に創設されました。
第6回受賞者の高橋さんは、数十年にわたって高知の仁淀川水系を撮影。その限定的なテーマを深く掘り下げることで、ネイチャーフォトの枠を超え、地域文化や生きものの生態まで表現していると評価されました。
本展では、受賞対象となった作品群から30〜40点ほどを選りすぐって展示します。選考委員を務めた写真家の野町和嘉さんは「どの一枚を取っても、現象と向き合った作者の息遣いと、透徹したまなざしが結実した完成度の高さを見せつけられる思いだ」と語っています。
第6回 笹本恒子写真賞受賞記念展 : 高橋宣之写真展「神々の水系」
会期 2023年12月21日 (木) ~27日 (水)
会場 アイデムフォトギャラリー「シリウス」
住所 東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ アイデムフォトギャラリー「シリウス」(TEL 03-3350-1211)
高橋宣之 (Nobuyuki Takahashi)
1947年、高知県生まれ。1969年、スペイン政府名誉留学でサラゴサに3年間学ぶ。1972年に帰国後フリーランスの写真家となり、コマーシャル撮影のかたわら「海」「シーランド」などをテーマに作品を制作。1987年、チリ・マゼラン海峡の町プンタ・アレナスに移住。1989年に帰国後 「花鳥風月」「仁淀川」などをテーマに作品を制作。2010年、NHK高知放送局の制作チームに加わり、NHK「仁淀川〜青の神秘〜」などで動画および写真を発表する。公益社団法人 日本写真家協会正会員。