展覧会「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」が、2024年2月1日より開催されます。
■展示作品ギャラリー (タップ/クリックで拡大します)
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『夢の涯てまでも』といった多数の映画作品で知られるヴィム・ヴェンダース監督。最新作の『PERFECT DAYS』では、主演の役所広司さんがカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞し、話題を集めました。
ヴェンダース監督は写真家としても作品を発表しており、世界各地の美術館で展覧会も開催しています。本展は、東京都写真美術館で開催される「恵比寿映像祭2024」の地域連携プログラム。『パリ、テキサス』ロケ時に撮影したアメリカ中西部の風景写真「Written in the west」シリーズや、『夢の涯てまでも』のクライマックスシーンから生み出された鮮烈な色彩の電子絵画作品「Electronic Paintings」などを展示します。
会期中には、映像上映やトークイベントも実施されます。
ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし
会期 2024年2月1日 (木) 〜3月2日 (土)
会場 N&A Art SITE
住所 東京都目黒区上目黒1-11-6
時間 12:00〜17:00
休館日 日曜・月曜・祝日
入場料 無料
問い合わせ N&A Art SITE (TEL 03-6261-6098)
関連イベント
ドキュメンタリー『ヴィム・ヴェンダース イン 東京』上映
期間 2024年2月1日 (木) 〜3月2日 (土)
会場 N&A Art SITE
『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版』上映
期間 2024年2月20日 (火) ~3月20日 (水・祝)
会場 東京都写真美術館 1F ホール
休映日 2月26日 (月)、2月29日 (木)、3月2日 (土) ~19日 (火)
料金 当日座席指定券 2,200円
トークイベント : ヴェンダースがみた「過去から未来へのまなざし」『夢の涯てまでも』から『PERFECTDAYS』
日時 2024年2月25日 (日) 11:00~12:00
会場 東京都写真美術館 1F ホール
登壇者 (予定) 御影雅良(『夢の涯てまでも』アソシエイト・プロデューサー)、高崎卓馬 (『PERFECTDAYS』企画・共同脚本・プロデューサー)、モデレーター 墨屋宏明 (「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」展キュレーター)
備考 当日上映回の座席指定券が必要
ヴィム・ヴェンダース (Wim Wenders)
1945年、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。ミュンヘン大学で映像制作を学び、1967年から映画監督としての活動を開始する。長編映画デビュー作『ゴールキーパーの不安』(1971年) で第32回ヴェネツィア国際映画祭 国際映画批評家連盟賞を受賞。その後も『ことの次第』(1982年) でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、『パリ、テキサス』(1984年) でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ベルリン・天使の詩』(1987年) でカンヌ国際映画祭監督賞、『ミリオンダラー・ホテル』(2000年) でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞と、国際的な活躍を続ける。大の親日家でもあり、1985年には、小津安二郎監督へのオマージュ作品『東京画』を製作。最新作『PERFECT DAYS』(2023年) では、主演を務めた役所広司がカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞し、国内外から注目を集めている。写真家としても、ポンピドゥーセンターでの『Written in the west』展 (1983年) を皮切りに世界各地の美術館で展覧会を開催。2022年には第33回高松宮殿下記念世界文化賞 (演劇・映像部門) を受賞。