桃井一至さんによるヴォーリズ建築写真展「VORIES TIME」が、2024年5月13日より開催されます。
アメリカから来日し、キリスト教伝道とその主義に基づいてさまざまな分野の事業を展開したウィリアム・メレル・ヴォーリズ (1880〜1964)。建築家としても知られ、日本に数多くの西洋建築を残しました。ヴォーリズが手がけた代表的な学校建築のひとつが関西学院大学で、かつて図書館として使用された時計台の中に、本展の会場となる関西学院大学博物館があります。
桃井さんは、同じくヴォーリズが手がけた滋賀県近江八幡市の近江兄弟社学園 (現・ヴォーリズ学園) で幼稚園から高校まで学び、ヴォーリズ建築に親しみながら育ちました。写真家となってからは日本各地にあるヴォーリズ建築を撮影し、2017年から3回にわたって写真展で発表しています。
それに続く本展は、関西学院大学博物館が今年で開館10周年を迎えることを記念して企画されました。建築当時の面影を残す建物の中で、各地の多彩なヴォーリズ建築を捉えた作品の鑑賞ができる貴重な機会です。
会期中の5月31日には、桃井さんとヴォーリズ記念館館長・藪秀実さんの対談講演会も開催されます。参加無料、予約不要。
ヴォーリズ建築写真展「VORIES TIME」
会期 2024年5月13日 (月) 〜7月13日 (土)
会場 関西学院大学博物館
住所 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス 時計台2F
時間 9:30〜16:30 (入館は16:00まで)
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ 関西学院大学博物館 (TEL 0798-54-6054)
対談講演会「ヴォーリズさんと建築の物語」~光と風と バンザイなこっちゃ!~
日時 2024年5月31日 (金) 13:20〜15:00
会場 関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス 文学部チャペル
講師 桃井一至、藪 秀実 (ヴォーリズ記念館館長)
桃井一至 (Kazushi Momoi)
京都府生まれ。写真家・長友健二氏に師事し、1990年に独立。雑誌やカタログの撮影をはじめ、カメラ専門誌などに執筆。丁寧なテクニック解説に定評がある。公益社団法人 日本写真家協会会員。
→ X
→ Facebook
→ YouTube