アーティスト、元THE BOOM 宮沢和史 詩写真展「水と 森と 魚と」開催

宮沢和史さんの詩写真展「水と 森と 魚と」が、2024年10月1日より開催されます。

宮沢和史さんと言えば、アーティストそして元THE BOOMのボーカリストであり、フィッシングを趣味としていることで知られています。幼少の頃から渓流釣りに親しみ、現在もフライフィッシングを楽しまれている宮沢さん。本展では、釣り師の眼差しから写した写真に詩を紡ぎ、自然の息吹や宝石のような魚たちの美しさに深い敬愛を感じる作品が展示されます。2019年以来、5年ぶりの開催となる詩写真展です。

【宮沢和史さんのメッセージ】
自分は釣り師であります
それは音楽家になる前からです
竿を振るようになって50年が経ちました
一向に釣りの腕は上がりませんが
それでいいと思っているんです
釣りが上手くなると 際限なく釣り過ぎてしまうからです
このくらい下手な方がいいんです

我が自慢はこの上ない美しい景色を
たくさん たくさん見て 感じて そこに同化してきたことです
自然と静寂は同義語と思いがちですが
じつはとても賑やかなもの…
そこに川や海があればさらに騒々しく
一刻も落ち着くことなく 急速な速さで変化し
うごめいているものなんです
そこに身を置くと 自分が生まれてきたこと 生きていること
その喜びを味わえるのと同時に 人生の短さにも気づかされます

「人生であと何回 渓流を釣り上がれるのだろう…」
そう思うと 軽く身震いするほどの一抹の寂しさを感じるのと同時に
瞼に焼き付けたひとつひとつの景色が無性に愛おしく思えるんです
その中のいくつかをみなさんにご覧になっていただけたらと思います

宮沢 和史 詩写真展 「 水と 森と 魚と 」

会期 2024年10月1日(火)~10月6日(日)
会場 GALLERY ART HOUSE
住所 東京都中央区銀座 4-4-5 籏ビル
時間 11:00~18:30 ( 最終日 17:00 まで )
入場料 無料

宮沢和史 (Kazufumi Miyazawa)

1966 年山梨県甲府市生まれ。THE BOOM のボーカリストとして1989年にデビュー。これまでに THE BOOM としてアルバムを 14 枚、ソロでは 4 枚、GANGA ZUMBAとしては2枚リリースしている。作家としても、石川さゆり、喜納昌吉、矢野顕子、夏川りみ、MISIA、岡田准一、島袋寛子、平原綾香、Kinki Kids、大城クラウディアなど、多くのミュージシャンに楽曲を提供。代表曲のひとつ「島唄」はアルゼンチンでの大ヒット(2001年)を記録し、国境を越えて今なお世界に広がり続けている。デビュー25年を迎えた2014年に、THE BOOMの歴史に幕を閉じ、しばらくの充電期間を経て、2018年11月より本格的な歌手活動を再開。現在沖縄芸術大学で非常勤講師も務める。