日本写真家協会 日本写真保存センター写真展「写真フィルムからよみがえる原爆の記録と記憶」が、2025年7月31日より開催されます。

日本写真保存センターは、文化庁委託事業「文化関係資料のアーカイブの構築に関する調査研究」として、文化財や建物・風景、暮らしや日常、地域文化など貴重な映像が記録された写真原板 (写真フィルム) の収集・保存・利活用などに関する調査研究を行っています。本展では、これまで収集してきた写真原板の利活用の一環として、原爆投下後の広島・長崎を捉えたフィルムからプリントした作品を展示。原板が適切に保存されているからこそ知ることができる、当時の記録です。

2025年は、原爆投下から80年の節目にあたります。写真原板の保存意義と原爆写真による被爆の記録継承をテーマに、日本写真保存センターで保管・管理している原爆関連の写真から、山端庸介さん、林重男さん、松重美人さん、岸田貢宜さん、深田敏夫さん、吉田潤さんによる約50点の作品をセレクトしました。写真原板から作製したプリントに加え、コンタクトプリントや、横方向に連続して撮影された原板から作製したパノラマ写真なども展示します。
会期中の8月2日には写真史研究家の白山眞理さんと東京文化財研究所の田良島哲さん、8月9日には写真家の土田ヒロミさんによる講演会も開催されます。
公益社団法人日本写真家協会 日本写真保存センター写真展「写真フィルムからよみがえる原爆の記録と記憶」
会期 2025年7月31日 (木) 〜8月20日 (水)
会場 アイデムフォトギャラリー「シリウス」
住所 東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜・8月7日 (木) 〜13日 (水)
入場料 無料
問い合わせ アイデムフォトギャラリー「シリウス」(TEL 03-3350-1211)
開催記念講演
講演参加者は当日に限り、東京都写真美術館の展示を無料で観覧可能。
写真原板が社会に与えた影響について、写真史・博物館それぞれの視点
日時 2025年8月2日 (土) 10:30~12:45
会場 東京都写真美術館 1Fホール (東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
登壇者 白山眞理 (写真史研究家)、田良島哲 (東京文化財研究所)
定員 190名 (先着順)
参加費 無料
申し込み WEBサイトより
https://www.jps.gr.jp/hozonevent2501k1/
写真家・土田ヒロミが50年間向き合い続けた「ヒロシマ」
日時 2025年8月9日 (土) 10:20~11:50
会場 東京都写真美術館 1Fホール (東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
登壇者 土田ヒロミ (写真家)
定員 190名 (先着順)
参加費 無料
申し込み WEBサイトより
https://www.jps.gr.jp/hozonevent2501k2/