子育てをしながら地域の暮らしと人々を写し取った 辻井昌代写真展「わたしのくらすまち」

辻井昌代さんの写真展「わたしのくらすまち」が、2025年10月4日より開催されます。

辻井昌代写真展「わたしのくらすまち」

 

滋賀県長浜市木之本に暮らして12年の辻井さんが写真家として活動するようになったきっかけは、子育てに追われる中、子どもの成長を残すためカメラを手にしたことでした。レンズを通して見えたのは、見過ごしてきた風景や人の温もり。母としての視点はやがて地域に根を張る住民としての実感へ、さらに写真家としての眼差しへと重なっていったといいます。

初の個展となる本展では、子育てをしながら地域の暮らしと人々を写し取った作品約70点を展示します。「暮らしの奥にある誇りや優しさを残すことこそが、私の写真の原点です」と辻井さん。そこには、人と関わり合いながら撮ったからこそ写せた表情や空気感があります。日常の中に潜む「宝物」を再発見できる作品群です。

会期中の10月12日には、辻井さんのトークショーも開催。木之本町の冨田酒造15代蔵元・冨田泰伸さんをゲストに迎え、地域の暮らしと文化を語り合います。

辻井昌代写真展「わたしのくらすまち」

会期 2025年10月4日 (土) 〜18日 (土)
会場 きのもと交遊館 1階ホール
住所 滋賀県長浜市木之本町木之本1118
時間 10:00〜16:00 (最終日は12:00まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ きのもと交遊館 (TEL 0749-82-6311)

トークショー「私たちの暮らすまち」

日時 2025年10月12日 (日) 13:00〜14:00
会場 きのもと交遊館 1階ホール
ゲスト 冨田泰伸 (冨田酒造15代蔵元)
出演 木之本自治会女性部メンバー、辻井昌代
進行 矢島絢子 (ライター)

 

辻井昌代写真展「わたしのくらすまち」

辻井昌代 (Masayo Tsujii)

1975年、滋賀県長浜市生まれ。木之本町在住、2児の母。2019年から2025年3月まで写真で地域の魅力を発信する市民団体「長浜ローカルフォト」の一員として活動。市内各地の住民と交流を深めながら撮影に取り組み、団体として写真展の開催やフォトブックを制作。個人では七五三などの記念撮影を手がけつつ、地元・木之本のまちや人々の暮らしを折々に記録している。また、和の心を伝えるクリエイター集団「HikU (ハイク)」のメンバーでもあり、写真を通して地域と人をつなぐ役割を担っている。
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