立木義浩さんの写真展「禍福は糾える縄の如し」が、2025年10月14日より開催されます。
立木さんは、今年6月と8月に石巻・女川・気仙沼といった東北地方を訪れ、そこに暮らす人々や動植物、風景、祭事などを撮り下ろしました。本展では、それらの新作から厳選した作品と、過去に撮影した未発表作品を併せて展示します。
タイトルの「禍福は糾える縄の如し」は、中国の歴史書『史記・南越伝』にある一節「因禍為福、成敗之転、譬若糾纏」を由来とした故事成語が発展した言葉。「災禍」と「幸福」は捻り合わせた縄のように表裏一体であるという意味です。
“ 写真も人も「正邪美醜」その双方を兼ねて初めて人になり写真になる。” と立木さん。独自の視点で、過去と現在を絡ませるように写し出した写真展です。
会期中には、立木さんのギャラリートークも開催。東京では編集者の池谷修一さん、大阪ではグラフィックデザイナーの町口景さんをゲストに迎えて語り合います。
立木義浩写真展「禍福は糾える縄の如し」
東京
会期 2025年10月14日 (火) ~25日 (土)
会場 キヤノンギャラリー銀座
住所 東京都中央区銀座3-9-7
時間 10:30〜18:30
休館日 日曜・月曜・祝日
入場料 無料
問い合わせ キヤノンギャラリー銀座 (TEL 0570-03-7682)
大阪
会期 2025年11月25日 (火) ~12月6日 (土)
会場 キヤノンギャラリー大阪
住所 大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F
時間 10:00〜18:00
休館日 日曜・月曜・祝日
入場料 無料
問い合わせ キヤノンギャラリー大阪 (TEL 0570-04-7850)
ギャラリートーク
東京
日時 2025年10月18日 (土) 14:00~15:00
会場 キヤノンギャラリー銀座
ゲスト 池谷修一 (編集者)
定員 なし
申し込み 不要
大阪
日時 2025年11月29日 (土) 14:00~15:00
会場 キヤノンギャラリー大阪
ゲスト 町口 景 (グラフィックデザイナー)
定員 なし
申し込み 不要
立木義浩 (Yoshihiro Tatsuki)
1937年、徳島市生まれ。東京写真短大 (現・東京工芸大学) 技術科卒。カメラ毎日に掲載された「舌出し天使」などで1965年に日本写真批評家協会新人賞を受賞。1969年、フリーに。2010年、日本写真協会賞作家賞受賞。2014年、文化庁長官表彰。主な作品に『私生活 加賀まりこ』(毎日新聞社)、『家族の肖像』(文藝春秋)、『東寺』(集英社) などがある。