人の流れの向こうに東京の“今”が見える 小城崇史写真展「TOKYO, Multi Layered City Vol.3 (Downtown)」

小城崇史さんの写真展「TOKYO, Multi Layered City Vol.3 (Downtown)」が、2025年12月5日より開催されます。

小城崇史作品展「TOKYO, Multi Layered City Vol.3 (Downtown)」

 

近県から毎日大量の人が流入することで、賑わいや彩りを醸成している東京には、誰がどこから来ているのか? その実態を捉えることは困難です。「毎日のように繰り広げられる街の喧騒は、いったいどこから生まれ、可視化されるのだろうか」。小城さんは、鉄道会社が駅ごとの乗降客数を発表していることに着目し、その数値をつぶさに検証。自身の肌感覚と高確率で一致していることがわかると、それを確かめるべく東京のさまざまな街を訪れました。そして、東京の持つ多様性を改めて認識したそうです。

本作は、小城さんがこれまで発表してきた「TOKYO, Multi Layered City」シリーズの3作目。駅ごとの乗降客数の統計をよりどころに、東京の「今」を描いた作品です。「数え切れないほどの人が砂粒のように流れていく様を捉えることで、変わり続ける東京の一片を感じていただけたら幸いだ」と小城さん。

会期中の12月13日には、小城さんのギャラリートークも開催。映像ディレクター・昆虫研究家の伊藤弥寿彦さんをゲストに迎え、スポーツ撮影を生業とする小城さんがこのテーマに至った理由や、作品に対する伊藤さんの着眼点などを語り合います。

小城崇史作品展「TOKYO, Multi Layered City Vol.3 (Downtown)」

会期 2025年12月5日 (金) 〜18日 (木)
会場 ソニーイメージングギャラリー
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜19:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー (TEL 03-3571-7606)

ギャラリートーク

日時 2025年12月13日 (土) 19:10〜20:00
会場 ソニーイメージングギャラリー
登壇者 小城崇史、伊藤弥寿彦 (映像ディレクター・昆虫研究家)
定員 先着20名
参加費 無料
申し込み WEBサイトより
https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/251205/

 

小城崇史 (Takafumi Kojo)

1962年、東京生まれ。写真家。1996年より国内外のスポーツシーンを撮影し続ける一方、2021年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは組織委員会フォトマネージャーとして活動。現在もスポーツの現場に立ち続ける一方で、作家活動においてはスポーツ・古典芸能・Cityscapeをテーマとした個展を開催。公益社団法人日本写真家協会 (JPS) 会員、一般社団法人日本スポーツプレス協会 (AJPS) 理事、一般社団法人日本写真著作権協会 (JPCA) 理事、カメラグランプリ特別選考委員 (2024、2025)。
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