“山の上ホテル”の美しさを余すところなく伝える 桃井一至写真展「明治大学と山の上ホテル」

桃井一至さんの写真展「明治大学と山の上ホテル」が、2025年12月19日まで開催中です。

桃井一至写真展「明治大学と山の上ホテル」

 

東京・神田駿河台の高台にある山の上ホテルは、建築家 ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計により、1937年に佐藤新興生活館として誕生しました。1954年にホテルとして開業し、多くの文豪や文化人に愛されてきましたが、老朽化を理由に2024年2月12日をもって休館。その土地と建物は隣接する明治大学が継承し、活用が検討されています。

明治大学で開催される本展では、ヴォーリズ建築を撮影し続けている桃井さんの作品から、山の上ホテルに焦点を当てて展示します。アールデコ様式を用いたクラシカルな佇まいに、ステンドグラス、みかげ石、赤絨毯などを織り交ぜた美しい空間を堪能できます。

会期は当初10月27日までの予定でしたが、好評につき12月19日まで延長となりました。それに伴い、山の上ホテルで実際に使われた調度品や、歴史パネルが追加展示されています。

桃井一至写真展「明治大学と山の上ホテル」

会期 2025年9月29日 (月) 〜12月19日 (金)
会場 明治大学 駿河台キャンパス 大学会館1階エントランス
住所 東京都千代田区神田駿河台1-1
時間 10:00〜17:00 (土曜は16:00まで)
休館日 日曜・11月1日〜3日
入場料 無料
問い合わせ 明治大学史資料センター (TEL 03-3296-4448)

 

桃井一至 (Kazushi Momoi)

京都生まれ、江八幡育ち。ヴォーリズ学園 (旧近江兄弟社学園) にて、幼稚園から高校まで学び、校舎はもちろん周辺にあるヴォーリズ建築にも親しみながら育つ。上京後、ヴォーリズ建築が全国各地にあることを知り、その姿を撮り続けている。公益社団法人 日本写真家協会 (JPS) 会員。
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