絶えることが運命づけられた馬だけの島を記憶に残す 岡田敦写真展「ユルリ島の馬」~The Horses of Yururi Island~

岡田敦さんの写真展「ユルリ島の馬 ~The Horses of Yururi Island~」が、2026年2月20日より開催されます。

岡田敦写真展「ユルリ島の馬」~The Horses of Yururi Island~

 

北海道・根室半島の沖合には、馬だけが暮らす無人島「ユルリ島」があります。かつて人間の生活を支えるために持ち込まれた馬たちは、島から人間が去り、野生馬となっても絶えることなく世代を重ねてきました。

しかし、管理が困難になったことから2006年には雄馬の引き上げが実施されました。雌馬だけとなったユルリ島の馬は、ゆるやかに絶えることが運命づけられています。

岡田さんは、人と馬が共に暮らしていた時代の名残を記録することでユルリ島の歴史を後世に伝えるプロジェクトとして、根室市の許可を得て2011年からこの島を撮り続けています。撮影開始時には12頭を数えた馬たちは、年月を重ね次第にその姿を消していきました。

本展では、初公開となる作品を中心に厳選したプリント約25点の展示に加え、映像作品も上映します。今、ユルリ島の馬は幻となりつつありますが、その姿は作品を通して記憶の中に残り続けるでしょう。

会期中には岡田さんのギャラリートークも開催。2月22日は雑誌『写真』編集長の村上仁一さん、3月1日は青幻舎の新庄清二さんをゲストに迎えて語り合います。

岡田敦写真展「ユルリ島の馬」~The Horses of Yururi Island~

会期 2026年2月20日 (金) ~3月5日 (木)
会場 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1
住所 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト1F フジフイルム スクエア内
時間 10:00〜19:00 (最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ フジフイルム スクエア (TEL 03-6271-3350)

巡回展

2026年9月18日 (金) ~23日 (水・祝) 富士フイルムフォトサロン 札幌
2026年10月30日 (金) ~11月12日 (木) 富士フイルムフォトサロン 大阪

ギャラリートーク

両日とも写真展会場にて14:00から (30~40分間)。参加無料、予約不要。

■2026年2月22日 (日)
ゲスト : 村上仁一 (PCT・雑誌『写真』編集長)

■2026年3月1日 (日)
ゲスト : 新庄清二 (株式会社青幻舎 広報室長)

 

岡田敦

岡田 敦 (Atsushi Okada)

1979年、北海道生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。東京工芸大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。富士フォトサロン新人賞 (2002年)、木村伊兵衛写真賞 (2008年)、北海道文化奨励賞 (2014年)、東川賞特別作家賞 (2017年)、JRA賞馬事文化賞 (2024年) を受賞。主な写真集に『I am』『ataraxia』『世界』『MOTHER』『The Horses of Yururi Island ユルリ島の馬』、書籍に『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』がある。作品は北海道立近代美術館、神田日勝記念美術館、川崎市市民ミュージアム、東川町文化ギャラリー、東京工芸大学写大ギャラリーに収蔵されている。
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