ニコンサロン年度賞「第50回伊奈信男賞」「第27回三木淳賞」の受賞作品展開催

第50回 伊奈信男賞の受賞作品展が2026年3月17日より、第27回 三木淳賞の受賞作品展が3月31日より開催されます。

第50回 (2025年度) 伊奈信男賞 : 小林紀晴写真展「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」
第50回 伊奈信男賞 : 小林紀晴写真展「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」より

 

ニコンサロンの年度賞として、1年間に同会場で開催した写真展の中から最も優れた作品に授与される伊奈信男賞と、新進作家による最も優れた作品に授与される三木淳賞。2025年に開催された写真展から、第50回 伊奈信男賞は小林紀晴さんの「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」、第27回 三木淳賞は水島貴大さんの「環島回憶錄 Memoirs of Huandao」に決定しました。

第50回 (2025年度) 伊奈信男賞 : 小林紀晴写真展「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」

「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」は、コロナ禍を挟んで3つの国・4都市を巡って撮影した作品。選考委員の港千尋さんは「文明の転換期とも言える変化に対して写真技術をアップデートし、超近代的な光景を見事に定着させている」「大転換の時代に向けられた新鮮な眼差しと地に足のついた表現が評価される、年度賞に相応しい優れた作品である」と評しています。

第27回 (2025年度) 三木淳賞 : 水島貴大写真展「環島回憶錄 Memoirs of Huandao」

「環島回憶錄 Memoirs of Huandao」は、台湾全土で街とそこに生きる人々を撮影した作品。2020年に台湾へ移住して撮影を開始し、2023年に帰国後も往来を繰り返して5年にわたり記録しました。選考委員の小髙美穂さんは「日本と台湾を往来する写真家である水島は、内でも外でもない絶妙な距離から人間の営みと日常の小さなドラマを捉え、人を〈環 (めぐ) る〉ミクロとマクロの風景を浮かび上がらせる。それと同時に本作は台湾に生きる、少数民族を含む多様な民族と暮らしの記録でもある。そしてこれらの写真を見る鑑賞者の視点もまた、台湾一周という移動を超え、いつしか日本、台湾を含む群島、やがて歴史と移動の記憶が交差する環太平洋的な空間へと広がっていくことに気がつく。このアーキペラゴ的感覚こそ、現代の写真家に求められる要素であり、本作が三木淳賞にふさわしいと評価された所以である」と評しています。

第27回 (2025年度) 三木淳賞 : 水島貴大写真展「環島回憶錄 Memoirs of Huandao」
第27回 三木淳賞 : 水島貴大写真展「環島回憶錄 Memoirs of Huandao」より

第50回 (2025年度) 伊奈信男賞
小林紀晴写真展「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」

会期 2026年3月17日 (火) ~30日 (月)
会場 ニコンサロン
住所 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28F ニコンプラザ東京内
時間 10:30~18:30 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ ニコンサロン (TEL 0570-02-8080)

トークイベント

日時 2026年3月21日 (土) 14:00~15:00
会場 ニコンプラザ東京 ショールーム
登壇者 小林紀晴
定員 30名 (当日先着順)
参加費 無料

第27回 (2025年度) 三木淳賞
水島貴大写真展「環島回憶錄 Memoirs of Huandao」

会期 2026年3月31日 (火) ~4月13日 (月)
会場 ニコンサロン
住所 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28F ニコンプラザ東京内
時間 10:30~18:30 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ ニコンサロン (TEL 0570-02-8080)

 

 

小林紀晴 (Kisei Kobayashi)

1968年、長野県生まれ。1988年、東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社にフォトグラファーとして入社後、1991年に独立。アジアを多く旅し作品を制作。近年は自らの故郷である諏訪地域でも作品制作を行っている。写真集・著書に『kemonomichi』『愛のかたち』『ニッポンの奇祭』 『見知らぬ記憶』『まばゆい残像』『孵化する夜の啼き声』『深い沈黙』『写真はわからない』など。受賞歴に1997年 日本写真協会新人賞、2013年 第22回林忠彦賞、2023年 日本写真芸術学会賞 (芸術賞) など。初監督映画作品『トオイと正人』でバンコク国際ドキュメンタリー映画祭2021新人監督賞、東京ドキュメンタリー映画祭2021ほか入賞。東京工芸大芸術学部写真学科教授。
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水島貴大 (Takahiro Mizushima)

1988年、東京都生まれ。2017年、台北で開催されたポートフォリオレビューイベント「Photo one」でグランプリ受賞。街とそこに生きる人をテーマに写真作品を制作してきた。2018年、21_21 DESIGN SIGHTでの企画展「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」に参加後、「連州国際撮影年展」(2019年 中国)、「THE TEXTURE OF PROMISES」(2022年 スペイン) など、国内外の企画展に参加。現在は東京と台北をベースに活動。TOTEM POLE PHOTO GALLERY (東京)の活動に参加し、独自の発表の場も設けている。
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