シンプルかつ重厚感のあるE-3ボディ。トレンド機能になってきたライブビューや、その機能がフルに生きる2軸可動式ハイパークリスタル液晶モニターなどが採用されている。それら数々の機能や仕様は、通り一遍なテスト撮影だけでなく、実際の現場(仕事撮影や作品づくり)をおこなう中で、本当の便利さや価値が実感できる。
「ああ、この機能はこんな状況で使えばイイんだな」とか「このカメラの画質特性なら、この程度の撮影条件なら、設定を変える必要はないナ」…といった感じにねっ!
晴天の日陰ってかなり色温度高いから、AWBで撮ると青みの強い色調になるカメラも多い。でも、このE-3のAWBはこういうキビシイ条件でも、けっこうイイ感じの色調になるケースが多かった。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(27ミリで撮影) Aモード +0.7補正 f5.6 1/160秒 AWB ISO100 JPEG
秋の青空に映える“逆光の柿の葉”を、太陽も取り入れながら撮影。当然、太陽の階調はぶっ飛ぶけど、その近くの空の階調はあまり飛んでない事に感心した。このように「ハイライトが飛ばずに粘ってくれる」と、絵作りは随分と楽になる。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(12ミリで撮影) Aモード f11 1/125秒 AWB ISO100 JPEG
レンガの石畳に落ちるバラの花弁を、地面の近くから狙って、臨場感を高める。こういう場面でライブビューが有効なのは言うまでもない。そして、2軸可動式ハイパークリスタル液晶モニターによって、さらにモニターが見やすくなる。そう、タテ画面でも楽々~! ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(19ミリで撮影) Aモード f8 1/50秒 WB晴天 ISO400 JPEG
いちど雲に隠れた太陽が、もう少しでまた出てくる。その直前、青空に“太陽光の帯”が出現! 雲の縁(フチ)の輝きもドラマチック。それらの光にメリハリをつけるため、コントラストを+2に設定。かなり慌しい状況だったが、スーパーコンパネ表示上から設定したので、迅速かつ確実に設定できた。 ◆オリンパスE-3 ZUIKO DIGITAL ED 12-60ミリF2.8-4.0 SWD(49ミリで撮影) Aモード f11 1/400秒 WB晴天 ISO100 JPEG