会場はいつもの「パシフィコ横浜」と「大さん橋ホール」。こちらはメイン会場の「パシフィコ横浜」。横浜高速鉄道みなとみらい線、みなとみらい駅から徒歩3分。
≪ 来場者最多の3日(土)にGO! ≫
3月1日(木)〜4日(日)の4日間、横浜で開催された、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+ 2018」。自分が訪れたのは、好天に恵まれた週末の3日(土)。ああ、今年の出入口は去年とは違うのね…などと思いながら会場内に入ってみると、その来場者の多さにちょっとビビる。好天の週末だから多いと覚悟してたけど、それにしても多いなぁ。まあ、それもそうかナ。富士フイルム「X-H1」、キヤノン「EOS Kiss M」、パナソニック「GH5S」「G9 PRO」、ソニー「α7R III」「α7 III」…などなど、昨年後半から今年にかけて発売された人気モデルや発売前の注目モデルが結構あるからなぁ。それらのメーカーのブースは、あまりに来場者が多いので近づくこともはばかられる。ま、イイけどね。仕事柄、どのカメラも実写したり操作した事があるからサ(強がり)。
ということで、多くの人が集まる各社のハンズオンコーナーは極力避けて、興味深い新製品や参考出品が飾られているショーケースなどを見て歩くことにしよう。それにしても、来場者が多いなぁ(3回目)。それもそのはず、後日発表された登録来場者の数は、4日間の会期中で最も多い2万2248人だった(総来場者数は6万8111人で過去最多)。
≪ はいっ、こちらはタムロンブースです(動画レポート風) ≫
「タムロン 70-210mm F/4 Di VC USD」
モデル名:A034 レンズ構成:14群20枚 最短撮影距離:0.95m 最大撮影倍率:1:3.1(約0.32倍) 絞り羽根:9枚(円形絞り) フィルター径:67mm 最大径・全長:φ76mm・174mm(ニコン用) 質量:850g(ニコン用) 対応マウント:キヤノン用、ニコン用 希望小売価格(税抜):9万5000円 発売日:2018年4月2日(ニコン用)、4月26日(キヤノン用)
新製品の中で、自分が熱視線(怪光線?)を送ったのは、優れた光学性能と機動力を両立する “F4通しの望遠ズームレンズ” の「タムロン 70-210mm F/4 Di VC USD」。
LD(Low Dispersion:異常低分散)レンズを3枚採用し、軸上色収差と倍率色収差の発生を効果的に補正し、画面周辺までクリアで抜けの良い描写を実現。最大撮影倍率はクラス最大の「1:3.1」。剛性が高くて安定した操作性を実現する「インナーズーム機構」の採用。高速・高精度なAFと強力な手ブレ補正効果の両立を可能にする「デュアルMPU」を採用。タムロン独自の手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」を搭載し、4段分の手ブレ補正効果を実現。防汚コートや簡易防滴構造の採用。専用テレコンバーター1.4倍「TAMRON TELE CONVERTER 1.4x」および2倍テレコンバーター「TAMRON TELE CONVERTER 2.0x」に対応。アルカスイス互換の雲台対の三脚座も別売で用意。そんでもって、ニコン用に電磁絞り方式を採用。…と、このクラス(F4通しの望遠ズームレンズ)に欲しい機能や仕様をフル装備!!
現在、自分がニコン用で望遠レンズとして使用しているのは、高倍率ズームレンズの「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」。まあ、このレンズの望遠域も悪くない描写なんだけど、さらにハイレベルな使用感や描写が得られる “本気の望遠ズームレンズ” も欲しいと思っている。ちなみに、ニコン純正の「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」も候補レンズのひとつ。だけど、今回の「タムロン 70-210mm F/4 Di VC USD」は、電磁絞り方式を含めた最新仕様でありながら、トータル金額(レンズ+専用1.4倍テレコン+三脚座。大手量販店の実売価格)が7万円以上も安いからねぇ。これは魅力的ですわ。
専用三脚座「A034TM」を装着した、70-210mm F/4 Di VC USD。リング部分はヒンジタイプなので、カメラを付けた状態での着脱が可能。素材は軽量で堅牢性の高いマグネシウム合金。いかす!
満開の桜の木(造花)などを設置し、春の雰囲気を演出していたタムロンブース。70-210mm F/4 Di VC USDのほか、ソニーEマウント用の35mm判フルサイズ対応大口径標準ズーム「28-75mm F/2.8 Di III RXD」も展示されていた。発売予定は今年の中頃。コレも気になる存在だなぁ(ボディ持ってないけどね)。
≪ 日本カメラ博物館の展示も “春爛漫” だよ〜 ≫
日本カメラ博物館による特別展示「フランスカメラとレトロかわいいカメラ」を見学。多くの人が足を止めて、その展示物にカメラを向けていた。
雛飾りをイメージした展示の “レトロかわいいカメラ” たち。そういえば、今日(3月3日)は雛祭りだわ。上段と中段、渋過ぎんよ!(ゴールド仕様とかは派手だけど) 上段のセンターに鎮座するコンタフレックスとヤルーフレックスが女雛と男雛か? 縦枠に隠れる中段センターのニコンFAゴールドが不憫でならない。
下段には多くのカラーバリエーションのカメラが並び、とても華やかな雰囲気。おっ、ペンタックス オート110やリコー オートハーフのバリエーション。懐かしいし、今見てもそそられるナァ〜。
「日本カメラ博物館」らしく、写真やカメラの歴史的な展示もしっかりあった。これは “カメラの元祖” ダゲレオタイプのカメラである(レプリカ。オリジナルは日本カメラ博物館に常設展示)。その画期的なギミックは評価できるが、携帯性にやや難があるのが残念である(新製品レビュー風)。
≪ 中古カメラフェアも見逃せません!(予算はナイが) ≫
メイン会場の展示ホールに隣接するアネックスホールでは、今年も「CP+中古カメラフェア」が開催されていた。
会場に入ると、いきなりレアな商品に遭遇! ニコンF(アイレベルファインダー付き・黒)+Nikkor-S Auto 50mm F1.4…のカットモデルだよ。お値段25万円也(税込)。そそられる〜。
中古カメラフェアの会場内も、メイン会場に負けないくらい来場者が熱い。熱気ムンムン。くっ、予算さえあればぁぁっ!(地団太)