機材レポート

春の醍醐味は桜…とは限らないヨ『ペンタックスK10D+タムロンSP AF17-35ミリF2.8-4Di』

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「Aマクロ50ミリF2.8」と「DA50-200ミリF4-5.6ED」も持参。17-35ミリとのマッチングは良好…だけど、ほとんど17-35ミリで撮っちゃうけどネ。

 東京の桜が見頃を迎えた頃…ボクは取材で浜松に出かけてました(編集さんとモデルさんの3人で)。で、浜松から東京に戻ったら、天気は下り坂。昨日と今日の雨で、ずいぶん散ったんじゃなかろうか? 明日は天気が良さそうだけど、朝から取材で千葉に行く予定。結局、東京の桜はマトモに撮れそうにないなぁ…(泣)。

 でも、春の撮影の醍醐味は桜だけじゃないんだよね。桜が咲く前から、春を感じさせてくれる花が、いろんな場所で咲き始める。ウメ、モモ、ナノハナ、スイセン…。道路や川土手の片隅には、スミレ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ…などなど。天気のイイ日に散策しながら、そういった地味めの可愛らしい花を見つけて撮るのも、春の撮影の醍醐味だと思う。

 つい先日も『ペンタックスK10D+タムロンSP AF17-35ミリF2.8-4Di』を基本セットにして、京王線の調布駅から京王多摩川駅までの1駅区間の“写真散策”を楽しんだ。電車で移動すれば2分弱。その区間をゆっくりと歩きながら、住宅街や沿線に咲く花を撮る…。う~ん、これは楽しいねぇ~。

 基本セットに選んだ17-35ミリは、35ミリ判に換算すると25.5-52.5ミリ相当になる(※一般的なAPS-Cサイズでの値)。以前、このブログで書いたけど、ペンタックスK10Dの常備レンズには「タムロンSP AF17-50ミリF2.8XR DiⅡ LDアスフェリカル」が欲しかった。でも、その時はまだペンタックス用は発売されていなかった。…が、今年に入ってペンタックス用が発売された。焦点距離、開放F値、サイズ・重さ、最短撮影距離、そのすべてが、AF17-35ミリF2.8-4Diより勝っている。く~っ、クヤシイ!! AF17-35ミリF2.8-4Diに対して特に不満があるワケじゃないけど…やっぱりクヤシイ!!(苦笑)

 ま、実際に使ってる時には、そんな風にグジグジ考えてるワケじゃないけど「もう少しテレ側が長ければナァ」と感じることは多々あるからねぇ。買い足すか? それとも、買い換えるか? う~ん、悩む…。

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住宅地の「青空駐車場」脇に咲いていたオオイヌノフグリ。とても小さくて地味な花だけど大好きな“春の花”である。周囲のヨモギもイイ感じだねー。 ◆ペンタックスK10D タムロンSP AF17-35ミリF2.8-4Di LDアスフェリカル(35ミリで撮影) Aモード f5.6 1/100秒 -0.3補正 ISO100 RAW+JPEG(RAW現像)

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京王線(相模原線)の踏切近くの空地。そう、この「何の変哲もない空地」っていう空間も、ボクは大好き! 廃材や石がゴロゴロ。その周囲の雑草の中に、オオイヌノフグリやホトケノザといった花が咲く。 ◆ペンタックスK10D タムロンSP AF17-35ミリF2.8-4Di LDアスフェリカル(17ミリで撮影) Aモード f11 1/60秒 ISO100 RAW+JPEG(RAW現像)

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コブシの花だろうか? クリアな青空に、その花の白さが映える。 木の幹や枝もフォトジェニック! そして、ハケでシュッと描いたような雲が印象的…。 ◆ペンタックスK10D タムロンSP AF17-35ミリF2.8-4Di LDアスフェリカル(17ミリで撮影) Aモード f11 1/200秒 ISO100 RAW+JPEG(RAW現像)