最近のデジタル一眼レフの“トレンド的な機能”と言えば、やっぱり「ライブビュー機能」になるだろう。しかも、AFの際にミラーをパタパタと可動しない必要のない方式(コントラスト検出方式)のAFを採用しているかどうかが注目されている。でもなあ、ミラーがパタパタしなくても、肝心のAFの動きがノロノロしてるからなぁ…。そう、多くのデジタル一眼レフのライブビューは、AFの速度やレスポンスが、あまり芳しくないのだ。
でも、この『ソニーα300』のライブビューは快適! ライブビュー専用のイメージセンサーを搭載する独自の方式を採用していて、AF駆動の時だけでなく、ライブビューモードに切り替える時にも、ミラーの可動がないのだ。そんでもって、AFの反応が素早い。そうそう、このくらい素早く作動すれば、本気でライブビュー撮影する気になれるよねー。ライブビュー専用のイメージセンサーを搭載した関係で、ファインダー視野率は下位モデルのα200よりも低いけど(α200は0.83倍。α300と上位モデルのα350は0.74倍)、このライブビュー機能と引き替えなら「それもしょーがないかナ」という気になってくるから不思議(苦笑)。…まあ、要は「α350の廉価版」なワケだけど、違いは撮像センサーの有効画素数が14.2メガから10.2メガにダウンしたくらいなので、そこが気にならないならα300は超オススメなモデル。というか、正直なところ「14メガまでは必要ないだろう」と思っていた人は多いかもしれないね。
◆ソニーα300 DT18-700ミリF3.5-5.6(70ミリで撮影) Pモード f10 1/160秒 WB:オート ISO100 JPEG
◆ソニーα300 DT18-700ミリF3.5-5.6(18ミリで撮影) Aモード f16 1/50秒 WB:オート ISO100 JPEG