機材レポート

個性的な7機種の中で、いちばん欲しくなったカメラ『リコーG600』

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まだ発売されていない機種も含め、「いまが旬!」な高機能デジカメがずらり7機種!

 ふぅ、今回も何とか「デジキャパ!」の原稿が無事(?)終わったヨ…。そういえば、ここ1週間くらい布団で寝てないなぁ。原稿書いてて眠気が襲ってきたり、疲労が蓄積してきたら、仕事机の横に敷いた座布団(3枚)に転がって1~2時間ほど仮眠…。そんな情けない生活から、ようやく解放されるんだぁーっ! まあ、あと3週間もすれば、またそういう日々が来るんだろうけどサ(苦笑)。

 んで、原稿地獄を抜けると同時に、原稿執筆のために預かっていた“いろんなカメラたち”ともお別れデス。今回はけっこう多かったな。「オリンパスμ1030SW」「μ850SW」「サンヨー ザクティDMX-HD1010」「ザクティDMX-CA8」「フジフイルム ファインピックスZ200fd」「ペンタックス オプティオW60」「リコーG600」…。お~、全部で7機種かぁ。実写に使用した製品版やベータ版もあれば、まだ「試作モデル」段階のカメラもある。

 どのカメラも個性的で、独自の魅力があると思うけど、ボクが個人的に「イイなぁ~、コレ欲しいなぁ~」と思ったのは『リコーG600』かな。このカメラ、いわゆる“工事現場仕様”のタフなカメラなんだけど、以前あったフィルムカメラの「コニカ現場監督」のように、実際に見る前は「ちょっとゴツくて無骨なのかな」と思ってたのよ。実際、リコーの従来機(G500とか)はそういう感じだったからね。でも、この『G600』はプロテクション仕様の外装なのに、とてもスマートでカッコイイ!! そのフォルム、別のカメラに例えると「グリップ部を小さくしたキヤノン パワーショットA650IS」みたいな感じ? まあ、今回はじっくり使う機会はなかったけど(※このカメラの作例撮影は別のカメラマンが担当。ボクはその後に原稿執筆のために借りる)、この“スリムな堅牢ボディ”の感じは、ちょっと他のカメラにはないね。28~140ミリ相当の光学5倍ズームも魅力!

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編集部に返しに行く直前、自宅のベランダから外の風景を撮影してみた。ああ、せっかくの梅雨の晴れ間なのに、撮れるのはこんな風景だよ(苦笑)。ワイコンを装着したせいもあり、少し歪曲収差が見られる。でも、22ミリ相当になるワイコン併用でこの描写なら、十分許せちゃう。画質的には、低感度でも少しザラついた感じだが、シャープでメリハリのある描写。また、この場面では、真っ白な壁の階調が飛ばずに再現され感心した。 ◆リコーG600(22ミリ相当で撮影・ワイドコンバージョンレンズDW-5使用) プログラムオート f3.5 1/915秒 AWB ISO64 JPEG