手にした時のフィーリングや手触り感などは、GX100と変わらないんだけどね~。
前回述べたとおり、この『リコーGX200』は、外観のデザインや手触りなどは前モデル「キャプリオGX100」そう変わらない。だが、新機能搭載や操作性向上など、か~なり進化した内容になっている。それは、メニューボタンを押して「撮影設定」や「セットアップ」の項目をチェックすれば一目瞭然!
「撮影設定」に追加された主な項目は、ディストーション補正、フラッシュ調光補正、フラッシュマニュアル発光量、フラッシュシンクロ設定、ノイズリダクション、ホワイトバランス補正…などなど。そして、「セットアップ」に追加された項目は、コンバージョンレンズ、水準器設定、再生画面出力先、縦横自動回転再生、CL-BKT 白黒(TE)…などである。
その新機能や設定内容をすべてチェックしたワケじゃないけど、いくつかは実写チェックしてみた。ディストーション補正は、19ミリ相当の超広角になるワイドコンバージョンレンズ(DW-6)を装着してチェック。その補正効果は…ん~、ちょっと微妙かナ(苦笑)。まあ、過剰に補正して逆に不自然な描写になるよりはイイか。あ、ホワイトバランス補正は便利だったね~。この機能、ミドルクラス以上のデジタル一眼レフではお馴染みだけど、コンパクトデジカメに搭載されるのは極めて稀(まれ)。こういった点からも、リコーの意気込みが感じられる。
ちなみに、「撮影設定」の内容(項目)は、モードダイヤルの位置によって微妙に変わってくる。「あれ? この項目はPの時には出てこなかったぞ」とか「あ、MY(マイセッティング)だと、こんな項目が出てくるのか」ってね。そのあたりの話は、また次の機会に!
田畑も見られる郊外の住宅地でのスナップ撮影。日陰になった畑には、おいしそうに成長した野菜たちの姿があった。ボクの場合、屋外での風景やスナップは、基本的に「屋外」に設定する(他社だと、太陽光や晴天に相当)。だが、この状況では少し青っぽくて緑も冴えない感じだったので「ホワイトバランス補正」機能を使用した。G:2(グリーン側に2段)、A:2(アンバー側に2段)の補正により、イメージ通りの緑色に再現できた。 ◆リコーGX200 28ミリ相当で撮影 Aモード f3.8
1/45秒 -0.3補正 WB:屋外を補正(G:2 A:2) ISO64 JPEG(RAW+JPEGで撮影)
周囲に田畑がある住宅地って、何だかイイ感じだよね~。西日に照らされた住宅の窓がキラリと反射! このGX200は、光学系のチューニングによって、逆光時のゴーストを抑制(GX100比)。だから、この程度の「キラリ」ならぜ~んぜん平気! ◆リコーGX200 24ミリ相当で撮影 Aモード f5.1 1/176秒 -0.3補正 WB:屋外 ISO64 JPEG(RAW+JPEGで撮影)