機材レポート

長年使い続けてきた“超定番バッグ”を買い替えたヨ『ドンケ F-2』

ドンケ F-2
今回選んだ「F-2」は、コットンキャンバスのモデル。カラーリングは「オリーブ」。こうやって芝生の上に置くと…どうよ、見事な保護色でしょ(笑)。ちなみに、ショルダーパッドはエツミ製のモノを使用(ここでは隠れて見えないけど)。

ボクの場合、機材(カメラやレンズ)と同じように、それらを収納するカメラバッグも、撮影内容な機材の種類や数に応じて、いくつかのバッグを使い分けている。その中でも、最も使用頻度が高いのが、アメリカ生まれの『ドンケ F-2』。

そう、数ある中型カメラバッグの中でも“超定番バッグ”と呼べるモデルだよね。使用素材やカラーリングによるバリエーションがあって、ボク自身、いくつかのバリエーションを購入してきた。

え〜と、最初に買ったのは、防水性に優れる「バリスティックナイロン」タイプのF-2BBだった(カラーリングは黒のみ)。2つめも同じバリスティック。でも、防水性と耐久性に優れるバリスティックモデルも、かなりハードに使い込んだせいで、最後は穴が開いたりしてボロボロになっちゃったナァ…。3つめは、ベーシックな「コットンキャンバス」タイプ…なんだけど、アメリカの報道団体のワッペンが貼られた限定モデルだった。カラーリングはカーキ色…かな?

その限定モデルも、かなり使い込んでボロボロになっていたので、つい最近“4代目のF-2”を買ったのよ。

えっ、何でそんなにボロボロになる製品を買うのかって? そりゃあ、使いやすいからでしょうナ。もっと具体的に言えば「融通が利く」のである。ソフトな感触の素材を使っていて、機材をショックから守るクッション材のようなモノは入っていない…。バッグ内から「底板」と「コンパートメント」を取り外してしまうとグニャグニャ。そう、このグニャグニャ加減がイイんだよね(笑)。

あ、この「コンパートメント」とは、ボックス構造の中仕切りのことね。んで、イレギュラーな形や大きなの機材とかも、コンパートメントを移動させたり取り外したりすれば、何とか収納できちゃうのよ。

この「F-2」って、ドンケの中では古くからあるモデルだけど、サイズと同様に“手頃な価格”の製品だった。一時期、その価格がえらく高騰した時期もあったので、その頃だったら「ボロボロだけど、もう少し頑張って使うか…」と、買い控えてたかもしれない。

でも、現在はその頃と比べると価格も落ち着いてきたので、買い替えることにした。店によって価格は違うだろうけど、ボクが買った時には2万4000円だった。

ちなみに、コットンモデルより高価な印象があるバリスティックモデルは1000円高いだけ。でも、バリスティックモデルを2つ使い潰したボクの印象は「防水性はともかく、耐久性はコットンモデルとあまり変わらないかも」というもの。だから、1000円安いコットンモデルにしたのよ。それに、コットンキャンバスの手触り感やカラーバリエーションも魅力だったしね。

ドンケ F-2
4室に分割されたコンパートメントを取り外したところ。こうすると、一般のバッグと同様、いろんな大きさ&形状のモノが収納できるようになる。また、取り外したコンパートメントを、別のバッグに入れて使用することもある。
なお、今回買ったF-2では、コンパートメントの面ファスナー(固定させるテープ)の品質が落ちていたのが残念な点。手触りが妙にガサガサしてるし、着脱時の抵抗で硬質なフック状の起毛がポロポロ落ちるんだよねぇ…。ま、何度かバリバリ着脱してたら落ちきるかな(苦笑)。

ドンケ F-2
背面側のポケットのあたり、メインストラップの両端に取り付けられている(着脱可能)、ショートタイプのストラップ。バッグを置いている際に、とっさに移動させる場合などに重宝する。う〜ん、このあたりの仕様が“報道っぽい”よねー。