機材レポート

バッテリーグリップの仕様と使用感『ペンタックスK-7』

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 プレミアム・スモール、小型化とハイスペックの両立。…そんなキャッチフレーズが付けられる『ペンタックスK-7』。機能・性能や質感を追求しながらも、可能な限り“小型で軽量”であること。そのこだわりが“ペンタックスらしさ”につながっている。

 でも、大柄で重いレンズを使用する際には、ボディ側も適度なボリューム(大きさや重さ)があった方が好ましい。手にして構えた際に、バランスが取れて安定しやすいからね。

 はいっ、そこでK-7専用のバッテリーグリップ「D-BG4」の出番でーす! 使用電源は、K-7本体に使用する充電式リチウムイオンバッテリー「D-L190」と、単3形電池の2パターン。え〜と、単3形電池の使用本数は…6本か。この手のグリップだと、4本とか8本が一般的(?)なので、「6」という本数はちょっと新鮮だったネ、個人的には。まあ、「半端な数値だな」と感じる人もいるだろうけど、4本パックの電池を3セット(計12本)買って、それを2セットとして使う…と考えると、そう半端でもない気がする。

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これが単3電池用のトレイ。裏側にもこれと同じ配列で電池を収納する。…そういえば、この自前のニッケル水素電池、カメラを返却の際に抜き忘れたような気が(泣)。

 肝心の使用感は…良いですヨ。ホールドしやすい形状だし、ダイヤルやボタンの形状や配置も良好。でもって、こちらもボディと同様、防塵・防滴仕様なので安心感が高い。…でも、ボディと比べると質感がイマイチで、グリップ底部は何の加工&工夫もなくてツルツル状態…。こういった点は少し残念(興醒め)だけど、望遠レンズを多用する人や、タテ位置に構えて撮ることが多い人などは、手に入れえておきたいアイテムと言えるだろうね。

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◆ペンタックスK-7 DA50-200ミリF4-5.6ED WR 200ミリで撮影 Aモード f5.6 1/60秒
WB曇天 ISO400 JPEG (※β機を使用)

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◆ペンタックスK-7 DA50-200ミリF4-5.6ED WR 125ミリで撮影 Aモード f8 1/25秒 WB曇天 ISO400 JPEG (※β機を使用)