機材レポート

機能と仕様とサイズのバランスが絶妙!『オリンパスE-620』

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 昨年のオリンパスは、7月始めに発売されたマイクロフォーサーズ規格の「E-P1」が大ヒット! それから約5ヵ月後には、スペックアップモデルの「E-P2」も発売された。…とまあ、パナソニックと同様“マイクロフォーサーズ・イヤー”だったワケだが、その流行の最中にボクが買ったのは、フォーサーズの『オリンパスE-620』である。

 以前、ボクは「E-510」を使っていたが、後継モデルの「E-520」に買い替えようと思ってE-510を手放した。…でも、冷静に考えたら両者の差は微妙かも。ライブビュー時にコントラストAFが使えるようになったとか、ハイライト部の白飛びが改善されたとか(主にこの白飛び改善が魅力的だった)、といった変更点は魅力的。でも、外観がほとんど同じだから、いまいち「よっしゃ、新製品買うぞ!」っていう感じには盛り上がらなかった(笑)。…で、しばらく躊躇しているうちに「E-30」が発売された。でも、このモデルはちょっと大きくて重かったんだよね、ボクの印象としては。

 その点「E-620」は、機能・仕様とサイズのバランスが絶妙! E-520とE-420を足して割ったような小振りで軽快なボディに、E-3やE-30と同様のフリーアングル(2軸可動方式)の液晶モニターを搭載している。現在“液晶を可動させてライブビュー撮影”という芸当が可能なデジタル一眼がいくつかあるけど、こういう撮影スタイルって、ボディが軽快じゃないとツライからねぇ。そう、カメラを持つ手を上や前に伸ばしたりすると、重めのボディだとすぐに腕がプルプル震えてきちゃう(笑)。その点、E-620のような軽快なボディ(約475㌘)と、ZUIKO DIGITALレンズ群の中のコンパクトなレンズとの組み合わせなら、かなり快適にライブビュー撮影が楽しめるのだなー。

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現在、E-620は主に“ブツ撮り用機材”として活用中(自宅内で)。だが、昨年末には久しぶりに屋外(西伊豆への家族旅行)に持ち出してみた。
◆オリンパスE-620 ZUIKO DIGITAL ED 14-42ミリF3.5-5.6(14ミリで撮影) Pモード F8 1/320秒 WBオート ISO200

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西伊豆(土肥温泉の近く)の海と空は、とても広々としていて静かだった。あ~、癒される風景だナァ~。
◆オリンパスE-620 ZUIKO DIGITAL ED 14-42ミリF3.5-5.6(14ミリで撮影) Aモード F11 1/250秒 +0.3補正 WB晴天 ISO200