機材レポート

レンズユニット交換で、周辺画質がここまで改善!『ニコン クールピクス8400』

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 先日、このブログで取り上げた『ニコン クールピクス8400』。そう、原稿作業中に「気分転換」という名目で久々に引っ張り出してきた、最近使ってない高級コンパクトである。…実は、アレから結構使ってたりする。仕事の撮影のついでに持って行ったり、連休に家族と出かける際に持って行ったりしてるのだな~。

 その理由は…。マグネシウム合金製ボディの剛性感やホールド感の良さ、などがある。そして、光学3.5倍ズームニッコールレンズの「広角24ミリ相当」のワイド感を、久しぶりに味わいたくなったのだ。

 でも、前回書いたとおり、画面周辺あたりの描写が怪しい(開放付近で像が流れるように乱れる)から、購入してから1年くらい経ってから修理に出した。…て、もっと早く気づけヨ!(苦笑) まあ、正直なところ「高級コンパクトとはいえ、この程度の描写なのかナァ」と、高を括ってたんだけどね。

 ところが、ニコンのサービスセンターに持ち込んでチェックしてもらったら「レンズ性能に少々問題アリ」ということで、ちょっと高い修理代を払って“レンズユニットごと交換”となったのだな。

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カメラを三脚に据えて、絞り優先オートを選択。24ミリ相当の広角端にズームして、絞りを開放の「F2.6」に設定。ISO感度は最低感度の50。レリーズ時にはセルフタイマーを使用。そして、画面左上の部分(640×640ピクセル)を切り出して画質チェック!

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修理前/24ミリ相当・F2.6開放

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修理後(レンズユニット交換)/24ミリ相当・F2.6開放

 …で、上の2点の部分切り出しカットが“レンズユニット交換”による違いを表わしたもの。天気や時間帯の微妙な差によって、全体の色調や空の濃度が違ってるけど、修理前のカットは像の乱れが目立つけど、修理後はかなり改善されているのがわかると思う。

 これでレンズ描写に対する不信感も払拭され、その後はバリバリ活躍したのだ! …って、それはウソだけど(笑)。でも、前述のとおり、久しぶりに使ってみて「今でも十分楽しく使えるし、機能や描写的にもまだまだイケるのでは?」と感じたのである。