あまりにもスリムでコンパクトなボディなので、標準ズームとのバランスも何だかイマイチだよなぁ…と、最初はあまり物欲が湧かなかった『ソニー NEX-3』。でも、すでに述べているように、予想以上に高感度画質が良かったので(※個人的な印象&評価だが)、次第に物欲指数が高くなってまいりましたヨ。
ボディの絵作りと同様に、標準ズームの『E18-55ミリF3.5-5.6 OSS』も、けっこう好印象だったネ。アルミ製のレンズ鏡筒は”金属なんだけと温かみのある感触”で、手にするだけで何だかウレシくなるし、リング(ズームリングとフォーカスリング)部分のデザインや操作性もかなりイイ感じ。そんでもって、描写性能も安定していて「これなら安心して使えるナァ」という印象を持った。
ちなみに、高感度画質なんだけど、同じ感度で撮影した場合、日中よりも夜景の方がノイズが目立つ場合が多い。まあ、これは他のカメラにも当てはまる一般的な話なんだけどね。で、このNEX-3の場合も、日中(曇天、雨天、日陰など)で撮影したら「な〜んだ、ISO3200くいでも意外とイケそうだね」って感じるけど、空などフラットな部分が多い夜景だと「う〜ん、ISO1600くらいでも、それなりにノイズ感はあるなぁ」って感じる。…とはいえ、他のAPS-Cサイズのデジタル一眼レフと比べると、NEX-3の高感度画質はやっぱり良好だと思うけどね。
三脚を使わない夜景撮影などで「極力ノイズ感をなくしたい」と思ったら、シーンセレクション内の「手持ち夜景」モードで撮るのがベストかも。このモードで撮影すると、少しシャープ感が弱まる(細部がアマくなる)傾向が見られるけど(必然的に低速シャッターになる状況が多いため、それによる手ブレも関係してくるかもね)、かなりの高感度になっても、空などフラットな部分まで滑らかな描写が得られるのだなー。
では、そのNEX-3ボディとE18-55ミリによる作例(オリジナルデータ)を、じ〜っくりご覧下さいませ〜!
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(55ミリで撮影) 絞り優先オート F11 1/160秒 -0.3補正 WBオート ISO200 クリエイティブスタイル:ビビッド 3056×4592ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(55ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/60秒 +0.3補正 WBオート ISO400 クリエイティブスタイル:ビビッド 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(24ミリで撮影) 絞り優先オート F8.0 1/250秒 -0.3補正 WBオート ISO200 クリエイティブスタイル:スタンダード 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(55ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/160秒 WBオート ISO200 クリエイティブスタイル:スタンダード 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) 絞り優先オート F8.0 1/250秒 WB太陽光 ISO200 クリエイティブスタイル:ビビッド 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) 絞り優先オート F8.0 1/30秒 WBオート ISO400 クリエイティブスタイル:スタンダード 3056×4592ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) スイングパノラマモード F5.6 1/125秒 WBオート ISO200 クリエイティブスタイル:スタンダード 8192×1856ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) 手持ち夜景モード F3.5 1/30秒 WBオート ISO4000 クリエイティブスタイル:スタンダード 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) 手持ち夜景モード F3.5 1/15秒 WBオート ISO6400 クリエイティブスタイル:スタンダード 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)