ボディカラーは、ソニースタイル限定色の「シルバー」。レンズは標準ズームの「E18-55ミリF3.5-5.6 OSS」。
ボディは、オリンパスやパナソニックのマイクロフォーサーズ機よりも格段にスリムでコンパクト。それなのに、撮像素子は一般的なデジタル一眼レフと同じAPS-Cサイズ。その”衝撃のコンパクトさ”が話題になっている、ソニーの新コンセプト一眼「NEXシリーズ」2モデル。
その中のエントリーモデルに相当する『ソニー NEX-3』の製品版を借りることができたので、さっそく実写性能を探ってみたいと思いま〜す。操作フィーリングはどうよ? そして、APS-Cサイズの「Exmor APS HD CMOS」による絵作り(画質)は、どの程度のモノか? …あ、意気込んで出かけたのに雨模様だよ。しかも、別の仕事の関係で、移動や撮影時間もあまり確保できない〜(泣)。
ということで、新宿で別の仕事(担当編集者と打ち合わせ)をした後、その新宿界隈で、時間が許す範囲内で撮影してみた。そう、あまり人目に触れないよう注意しながらネ(苦笑)。
今回のチェック項目は、ずばり「高感度画質」。天気も天気だし、この1点についてのみチェックしたいと思う。高感度画質と言えば、これまでα(デジタル一眼レフの)が苦手としていた部分である。こう言っちゃあナンだけど、35ミリ判フルサイズの「α900」とか、ISO400や800くらいでも「う〜ん、どうよコレ…」って感じの高感度画質だったからねぇ。
だが、今回の「NEX」の高感度性能は、これまでの印象(もちろんボク個人の印象だが)を払拭するくらいに良好! いや、ホントに予想以上だったね。解像感に関しては最高感度のISO12800まで良好。ボケやフラットな部分で目立ちやすいノイズ感に関しても、ISO3200くらいまで良好で、絵柄によってはISO6400でも気にならない場合もある(夜景だと少しキツイかもしれない)。…それに、ほかのカメラだと最高感度(最後の1段の変化)で色調がガクンと落ちることが多いが、その点に関しては、ほとんど問題ナシ。
そんな実写結果が得られたので、ボク個人としては「画質を重視する撮影でもISO1600くらいまでは大丈夫。シャッターチャンス優先ならISO3200や6400でも問題ナシ。最高感度ISO12800も”非常用の感度”としては十分に実用レベル」という印象を持った。
次回は、もっとイイ天気にたっぷり撮って、じっくりとチェックしたいぞーっ!!
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(55ミリで撮影) プログラムオート F5.6 1/80秒 WBオート ISO1600 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) プログラムオート F6.3 1/80秒 WB曇天 ISO1600 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) プログラムオート F3.5 1/25秒 WBオート ISO3200 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)
◆ソニー NEX-3 E18-55ミリF3.5-5.6 OSS(18ミリで撮影) プログラムオート F3.5 1/13秒 WBオート ISO3200 4592×3056ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)