機材レポート

手のひらサイズのスマホ用ミニフォトプリンター「キヤノン iNSPiC」を試してみた

iNSPiC PV-123

写真の楽しみ方が広がる 手のひらサイズのプリンター

キヤノン初となるスマホ専用プリンター「iNSPiC(インスピック)PV-123」が登場した。筐体は手のひらサイズとコンパクト。シールにもなる用紙も7.6×5cmとミニマムサイズだ。プリントは専用アプリ「キヤノンミニプリント」をインストールしたスマホから行なう。通常のプリントに加え、フィルター効果、テキスト、スタンプなどの挿入加工、1枚の写真を9枚あるいは4枚に分割してプリントするタイル印刷などが楽しめる。
 

iNSPiC PV-123
本体カラーは白を基調とした、ピンク、ブルー、ゴールドの3色を用意している。
 

カッコいいシールで、お気に入りのアイテムをドレスアップ

女性を意識した製品のようだが、写真愛好家にとってもこのプリンターは見逃せない。デジタル一眼で撮影した画像をWi–Fiでスマホへ送り、このプリンターで出力すれば、ポートレート撮影の後など盛り上がること請け合い。もちろん各自スマホからプリントしても話の輪は広がるはずだ。
 

iNSPiC PV-123
ワーゲンの写真にフィルター効果でパーフォレーションをプラスしてプリント。趣味のアイテムにプリントを貼っても面白い。女性だけでなくオトコも楽しめるプリンターだ!
 

■タイル印刷やフィルター効果で遊ぶ

この写真は、4分割のタイル印刷でプリントした東京タワー。多彩なフィルター効果やテキスト挿入もでき、アイデア次第でさまざまな活用方法がありそうだ。

iNSPiC PV-123作例
 

■内蔵バッテリーでどこでもプリント可能

充電式のバッテリーを内蔵しており、いつでもどこでも手軽にプリントが楽しめる。充電は付属するUSBケーブルで行なう。充電時間は約90分、フル充電で約20枚プリントできる。

iNSPiC PV-123
 

■用紙セットはワンタッチでカンタン

iNSPiCの上蓋を外せばワンタッチで用紙をセット可能。子どもや機械に強くない人が用紙をセットしても失敗するようなことはないだろう。

iNSPiC PV-123
 

■手ごろなサイズのシール用紙で写真プリント

用紙は5×7.6cmで名刺より一回り小さいサイズ。店先のバイクがシャープに再現された。画像の加工も自由にできる。用紙の裏紙をはがすとシールになっている。

iNSPiC PV-123作例
 

<iNSPiC専用フォトペーパー>

用紙は、インクカートリッジを使わずフルカラーのプリントが楽しめるZINK社のZero Ink Technologyを採用。20枚入りと50枚入りが発売される。

iNSPiC PV-123
 

 

■キヤノン iNSPiC PV-123
2018年9月6日発売
オープン価格(キヤノンオンラインショップ直販価格:税別15,880円)
[印刷方式]Zero Ink Technology [印刷速度]約50秒/枚 [印刷解像度]314×400dpi [接続]Bluetooth 4.0 [対応OS]iOS 9.0以降、Android 4.4以降 [本体サイズ]縦118×横82×高さ19mm [重量]約160グラム(内蔵電池を含む) [印刷可能枚数]フル充電時20枚 [付属品]キヤノン用ZINKフォトペーパーパック(キヤノン用ZINKフォトペーパーパック10枚、キヤノン用ZINKスマートシート1枚)、充電用USBケーブル ほか

■キヤノン用ZINKフォトペーパー
2018年9月6日発売
オープン価格(キヤノンオンラインショップ直販価格:20枚入り 税別900円、50枚入り 税別2,150円)
[サイズ]5×7.6cm

 

 

〈写真・解説〉大浦タケシ